総説・解説等 - 山口　慎太郎

老化関連疾患における NAD⁺合成系・ミトコン ドリアサーチュン SIRT3 の生理学的重要性と治療標的としての可能性.

山口慎太郎、吉野純

日本臨床  2016年

記事・総説・解説・論説等（学術雑誌）, 共著

ヒトにおける概日リズムとインスリン感受性制 御機構のクロストーク.

山口慎太郎、吉野純

 2016年

記事・総説・解説・論説等（学術雑誌）, 共著

老化関連疾患におけるNAD+合成系の役割と創薬標的としての可能性

山口 慎太郎，吉野 純

生化学  2015年

記事・総説・解説・論説等（学術雑誌）, 共著

6年次臨床実習終了後に行ったプロフェッショナリズムの自己評価と同僚評価の現状とその乖離の検討

山口 慎太郎, 春田 淳志, 門川 俊明

医学教育 （(一社)日本医学教育学会）  55 （ Suppl. ） 245 - 245 2024年07月

ISSN  0386-9644

原発性アルドステロン症における腎洞脂肪蓄積の臨床的意義の検証

満野 竜ノ介, 金子 賢司, 中村 俊文, 児島 大輝, 水谷 洋佑, 畔上 達彦, 山口 慎太郎, 山田 祥岳, 陣崎 雅弘, 木内 謙一郎, 吉野 純, 林 香

日本腎臓学会誌 （(一社)日本腎臓学会）  66 （ 4 ） 629 - 629 2024年06月

ISSN  0385-2385

全身のエネルギー代謝制御における脂肪細胞核内NAD+合成系の役割の検討

児島 大輝, 山口 慎太郎, Iqbal Tooba, 夜久 圭介, 伊藤 裕, 林 香, 中川 崇, 吉野 純

日本内分泌学会雑誌 （(一社)日本内分泌学会）  100 （ 1 ） 387 - 387 2024年05月

ISSN  0029-0661

脂肪細胞特異的なNAD+合成障害は加齢依存的に"代謝的に不健康な痩せ"の表現型を惹起する

児島 大輝, Qi Nathan, Franczyk Michael P., 山口 慎太郎, 金子 賢司, 林 香, 小木曽 昇, 佐藤 亜希子

日本老年医学会雑誌 （(一社)日本老年医学会）  61 （ Suppl. ） 116 - 116 2024年05月

ISSN  0300-9173

糖・エネルギー代謝制御における脂肪細胞ミトコンドリアNAD+代謝の意義の検証

児島 大輝, 夜久 圭介, 小杉 将太郎, 山口 慎太郎, 佐藤 亜希子, 豊國 伸哉, 伊藤 裕, 中川 崇, 林 香, 吉野 純

日本老年医学会雑誌 （(一社)日本老年医学会）  61 （ Suppl. ） 116 - 117 2024年05月

ISSN  0300-9173

慢性腎臓病患者における腎洞脂肪量と腎血行動態の関連の検証

金子 賢司, 満野 竜ノ介, 児島 大輝, 畔上 達彦, 中村 俊文, 橋口 明典, 山田 祥岳, 陣崎 雅弘, 山口 慎太郎, 伊藤 裕, 吉野 純, 林 香

日本内分泌学会雑誌 （(一社)日本内分泌学会）  100 （ 1 ） 348 - 348 2024年05月

ISSN  0029-0661

原発性アルドステロン症における腎洞脂肪蓄積の臨床的意義の検証

満野 竜ノ介, 金子 賢司, 中村 俊文, 児島 大輝, 水谷 洋佑, 畔上 達彦, 山口 慎太郎, 山田 祥岳, 陣崎 雅弘, 木内 謙一郎, 吉野 純, 林 香

日本内分泌学会雑誌 （(一社)日本内分泌学会）  100 （ 1 ） 423 - 423 2024年05月

ISSN  0029-0661

【糖尿病性腎症研究の最前線】SGLT2阻害薬の新たな知見　サーチュインの活性化を介した腎保護効果

西岡 謙, 山口 慎太郎, 林 香

腎と透析 （(株)東京医学社）  96 （ 2 ） 209 - 213 2024年02月

ISSN  0385-2156

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＜文献概要＞はじめに　ナトリウム(Na)・グルコース共役輸送体2(sodium glucose cotransporter 2:SGLT2)阻害薬は,2型糖尿病患者を対象としたCREDENCE試験,非糖尿病患者を対象に取り入れたDAPA-CKD試験,EMPA-KIDNEY試験により,糖尿病合併の有無によらない慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)に対する腎保護作用が示された。包括的CKD臨床効果情報縦断データベースを活用した解析から,SGLT2阻害薬の腎保護作用は,血糖改善に依存せず,蛋白尿やレニン・アンジオテンシン系(renin-angiotensin system:RAS)阻害薬の有無にも影響されないことも判明している。本稿では,SGLT2阻害薬が腎保護効果をもたらす機序について,主に基礎研究の観点から概説する。

脂肪細胞および腸管上皮細胞NAD+合成系を標的とした2型糖尿病の2大成因であるインスリン抵抗性ならびにインスリン初期分泌不全に対する先制的治療法の開発

山口 慎太郎, 吉野 純, 伊藤 裕, 林 香

日本抗加齢医学会総会プログラム・抄録集 （(一社)日本抗加齢医学会）  23回   209 - 209 2023年06月

血管内皮細胞NAMPT-NAD+合成系の糖代謝と血圧制御における役割の検討

小杉 将太郎, 山口 慎太郎, 本間 康一郎, 永久 太一, 西岡 謙, 渡辺 康博, 木内 謙一郎, 林 香, 宮下 和季, 神田 武, 入江 潤一郎, 吉野 純, 伊藤 裕

日本内分泌学会雑誌 （(一社)日本内分泌学会）  99 （ 1 ） 287 - 287 2023年05月

ISSN  0029-0661

【SGLT2阻害薬から見えてくる新たな生体システムの姿】SGLT2阻害薬によるNAD+合成系-サーチュインの活性化を介した腎保護効果

山口 慎太郎, 伊藤 裕

細胞 （(株)ニュー・サイエンス社）  55 （ 4 ） 216 - 219 2023年04月

ISSN  1346-7557

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SGLT2阻害薬の腎保護効果が複数の大規模臨床研究で明らかとなり,SGLT2阻害薬は,糖尿病・非糖尿病性腎臓病の進展抑制薬として実臨床で欠かせない薬剤となった。腎機能低下の危険因子である,糖尿病は,近位尿細管でNicotinamide Adenine Dinucleotide(NAD+)合成系を抑制し,NAD+依存性脱アセチル化酵素サーチュインの活性を減弱する。一方で,SGLT2阻害薬は,近位尿細管にカロリー制限環境を生み出し,NAD+合成系-サーチュインを活性化することで,尿細管機能を改善し,さらには尿細管と糸球体連関のメディエーターを回復することにより糸球体保護効果を発揮する。SGLT2阻害薬は,尿細管のカロリー制限により,尿細管・糸球体両者の保護作用を有する慢性腎臓病進展抑制薬としての立ち位置を超え,健康長寿を達成するkey drugとなる可能性が期待されている。(著者抄録)

ニコチンアミドモノヌクレオチドによる網膜虚血マウスモデルに対する治療的効果

李 徳鎬, 富田 洋平, 三輪 幸裕, 丁 憲いく, 篠島 亜里, 伴 紀充, 山口 慎太郎, 西岡 謙, 根岸 一乃, 吉野 純, 栗原 俊英

日本眼科学会雑誌 （(公財)日本眼科学会）  127 （ 臨増 ） 252 - 252 2023年03月

ISSN  0029-0203

アンチ・エイジング肥満症学～肥満症レミッションの可能性を探る～　NAD+生物学が与える抗肥満・抗老化法の可能性

吉野 純, 山口 慎太郎, 伊藤 裕

肥満研究 （(一社)日本肥満学会）  28 （ Suppl. ） 147 - 147 2022年11月

ISSN  1343-229X

腸管NAMPT-NAD+合成系を標的としたGLP-1分泌制御による食後高血糖への介入

山口 慎太郎, 永久 太一, 小杉 将太郎, 西岡 謙, 渡辺 康博, 宮下 和季, 入江 潤一郎, 吉野 純, 伊藤 裕

糖尿病 （(一社)日本糖尿病学会）  65 （ Suppl.1 ） S - 123 2022年04月

ISSN  0021-437X

脂肪細胞特異的なNAD合成障害は加齢依存的に"代謝的に不健康な痩せ"の表現型を惹起する

児島 大輝, Franczyk Michael, Qi Nathan, 金子 賢司, 山口 慎太郎, 伊藤 裕, 吉野 純

肥満研究 （(一社)日本肥満学会）  27 （ Suppl. ） 339 - 339 2022年03月

ISSN  1343-229X

エネルギー代謝制御における脂肪細胞NAD+合成系の役割

山口 慎太郎, 吉野 純, 伊藤 裕

肥満研究 （(一社)日本肥満学会）  27 （ Suppl. ） 339 - 339 2022年03月

ISSN  1343-229X

糖尿病および合併症治療の展望～糖尿病患者の健康長寿への架け橋～　NAD+合成系賦活化に基づく2型糖尿病およびその合併症予防・治療の試み

山口 慎太郎

糖尿病合併症 （(一社)日本糖尿病合併症学会）  35 （ 2 ） 183 - 185 2021年08月

肥満2型糖尿病患者への妊娠を視野に入れた糖尿病教育・治療の難しさを痛感した1例

山口 慎太郎, 三石 正憲, 中島 裕也, 伊藤 新, 税所 芳史, 入江 潤一郎, 田中 正巳, 目黒 周, 伊藤 裕

糖尿病 （(一社)日本糖尿病学会）  64 （ 7 ） 426 - 426 2021年07月

ISSN  0021-437X

超高齢社会日本におけるNAD+生物学トランスレーショナル研究の意義と可能性

山口 慎太郎, 伊藤 裕, 吉野 純

日本老年医学会雑誌 （(一社)日本老年医学会）  57 （ 3 ） 213 - 223 2020年07月

ISSN  0300-9173

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老化・加齢は癌,糖尿病,アルツハイマー病などの種々の疾患の最も重要な危険因子として知られている.未曾有の超高齢社会にある我が国において,高齢者の健康寿命の延伸を図る新しい方法論の開発は喫緊の課題であると言える.Nicotinamide adenine dinucleotide NAD+は,約110年前に発見された古典的な補酵素として知られている.言わばルネッサンスを迎えた近年のNAD+生物学研究の爆発的な展開により,ヒトを含めた哺乳動物において,老化に伴うNicotinamide phosphoribosyltransferase(NAMPT)を含むNAD+生合成酵素活性の低下,あるいはCD38に代表されるNAD+分解酵素活性の亢進により,全身性に臓器NAD+量が減少することが明らかとなった.そして,遺伝子改変動物モデルを駆使した解析により,このNAD+量の減少が老化に伴う機能障害,老化関連疾患の病態形成に重要な役割を果たすことが解明されつつある.さらに,数々の疾患モデル動物,老化マウスを用いた検討により,nicotinamide mononucleotide(NMN),nicotinamide riboside(NR)に代表されるNAD+中間代謝産物が,健康増進作用,抗老化作用を発揮することも続々と報告されている.これらの結果は,NAD+生物学研究の臨床応用,社会実装への機運を高め,現在,ヒトにおけるNAD+中間代謝産物の安全性,効能を検討する臨床研究が世界的に展開されている.本総説では,目紛しいほどの進化を遂げるこれらNAD+生物学研究トランスレーショナル研究の進捗を最新の知見を交え紹介し,超高齢社会日本におけるその研究の意義,可能性を考察したいと思う.(著者抄録)