論文 - 井上　京子

人類学はなぜ認知科学と相性が良いのか

井上 京子

月刊言語 （大修館書店）  Vol.38 （ No.10 ） 44-45 2009年10月

研究論文（学術雑誌）, 単著

言語と身体性

井上 京子

開放系言語学への招待 -- 文化・認知・コミュニケーション （慶應義塾大学出版会）     57-82 2008年09月

研究論文（学術雑誌）, 単著

「ことばと空間」研究のグラウンド

井上 京子

月刊言語 （大修館書店）  Vol.37 （ No.7 ） 18-26 2008年07月

研究論文（学術雑誌）, 単著,  ISSN  0287-1696

小山亘著『記号の系譜』書評

井上 京子

月刊言語 （大修館書店）  Vol.37 （ No.6 ） 116 2008年06月

研究論文（学術雑誌）, 単著

空間認知と職業

井上 京子

三田評論 （慶應義塾）   （ 1102 ） 67 2007年06月

単著

環境認識と言語認識：ことば「で」学ぶ世界

井上 京子

第３３回春季セミナー「言語人類学へのアプローチ」 （「言語と人間」研究会(HLC））  2007年03月

研究論文（その他学術会議資料等）, 単著

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本講義では、人間にとって「ことば」の存在とはいかなるものなのかを問い、また、自然や社会を含めて人間が生を営むための基盤となる世界に対する認識が「ことば」を通じていかに形成されるのかを探る。

虹は何色？ホームランは何本？：言語人類学の考え方

井上 京子

公開ワークショップ「認知言語学の学び方3」 （東京大学・大学院人文社会系研究科言語学教室・大学院総合文化研究科言語情報科学専攻主催・21COE「心とことば－進化認知科学的展開」サポート）  2006年05月

研究論文（その他学術会議資料等）, 単著

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認知言語学と言語人類学の接点について文化的差異が現れやすい現象を取り上げながら、両分野における先端研究を紹介した。

言語学 名著再読《５》サピア『言語』

井上 京子

月刊言語 （大修館書店）  Vol.35 （ No.5 ） 92-97 2006年05月

研究論文（学術雑誌）, 単著

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言語学史上名著と呼ばれるサピアの『言語』を再読し、その受容・影響の歴史、現代的意義と研究課題を提示した論考。

人類の感覚 -- 言語人類学から

井上 京子

『左右/みぎひだり --- あらゆるものは「左右」に通ず！』別冊國文學　学燈社    46-52 2006年02月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 単著

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左右に関わる諸分野、すなわち視界、脳、衣食住、言葉、芸術、伝統、生物、イラスト、地球、宇宙、そして時間の論考を集めた特集号において、人類学の観点から左右の非普遍性を説いた。

空間認知とコミュニケーション

井上 京子

『講座社会言語科学第1巻 異文化とコミュニケーション』井出祥子他編 （ひつじ書房）     118-128 2005年10月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 単著, 査読有り

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空間認知がコミュニケーションを通した知識の共有に依存しているとする仮説を検証し、コミュニケーション成立に関わる三因子を特定した。

Book Review on Stephen C. Levinson: Space in Language and Cognition: Explorations in Cognitive Diversity

井上 京子

英文学研究（英語版） 2005 （ 46 ） 356-363 2005年03月

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

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日英語翻訳の際に必ず問題となる空間表現をめぐり、認知的観点からアプローチしている著作を紹介、生成文法への批判を展開した。

論文の書き方コンプレックス -- 文系学際領域から --

井上 京子

専門日本語教育研究  （ No. 6 ） 3-8 2004年12月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 単著, 査読有り

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日本語論文作成のノウハウの知識が欠如しているという多くの研究者が抱くコンプレックス意識は、どこからくるのかを探るために、文系学会誌の掲載論文形式を分類し、その特徴から原因を考察した。

二項対立関係の融合の可能性

井上 京子

児童心理学の進歩 Vol.43   335-339 2004年06月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 単著, 査読有り

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書評シンポジウムの一環において、学際性際立つ著作『ジェスチャー--考えるからだ』の「こころ観」の特徴を検証し、学問における分野融合性を図る可能性について論じた。

Without "Right" or "Left"

井上 京子

Genius English Course II 教授用指導資料別冊１<Q&A方式>教科書情報資料集    29-34 2004年04月

研究論文（その他学術会議資料等）, 単著

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高校の英語の教科書に自著『もし「右」や「左」がなかったら』の英訳が採用されたことから、読者の高校生から寄せられた質問に答える形で指導資料を作成した。

第6章・意味の普遍性と相対性

松本　曜/井上 京子

『認知意味論』松本曜編 （大修館書店）     251-294 2003年07月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

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認知意味論研究の全体像を示し、意味の普遍性と相対性を論じる際に、いかに語彙の意味研究が重要な位置を占めるか、具体例を挙げながら明示した。特に、類別詞と空間認知表現に焦点を当てた。

仰げば尊し親の恩？

井上 京子

月刊言語 Vol.32 （ No.6 ） 2-3 2003年06月

研究論文（学術雑誌）, 単著

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巻頭エッセイ。理工系修士論文謝辞に見る身内への敬語表現を通時データで検証した。

絶対と相対の狭間で：空間指示枠によるコミュニケーション

井上 京子

『認知言語学Ⅱ：カテゴリー化』大堀壽夫編 （東京大学出版会）     11-35 2002年10月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 単著, 査読有り

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本書は、時間・空間は言語によってどう捉えられるか、名詞、動詞のような品詞分類はいかに成立するか、といった問題を取り上げ、カテゴリー化の諸相を体系的に示している。本論は、空間のカテゴリー化を認知方略として位置づけ、空間指示枠が切り替わる際に認知方略に影響を及ぼす要素をフィールドワークをもとに検証した。

日本語の文化人類学

井上 京子

三田評論  （ No.1038 ） 42-54 2001年08月

単著

文化から見た言語と認知

井上 京子

『ことばの認知科学事典』辻幸夫編 （大修館書店）     399-418 2001年07月

研究論文（学術雑誌）, 単著

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認知と言語の関わりを広範囲の研究領域にわたって取り上げた本書において、認知人類学の半世紀に及ぶ研究活動に焦点を当てて論考した。特に意味論と分析の尺度を使って多種の研究分析を行い、スキーマ理論と文化的モデルを公式化し、行動との関連性を探る認知人類学研究の有用性について論じた。

「言語の20世紀101人」

井上　京子

『言語』2001年・2別冊 （大修館書店）     14-5, 40-3 2001年02月

研究論文（学術雑誌）, 共著

人類の言語獲得

井上 京子

横浜市民講座 （慶應義塾大学）  2001年

研究論文（その他学術会議資料等）, 単著

Visualizing ability and nominal classification: evidence of cultural operation in the agreement rules of Japanese numeral classifiers

井上　京子

Systems of Nominal Classification （Cambridge University Press）     217-238 2000年07月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 単著, 査読有り

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話し手の心象が助数詞の使用に決定的影響を及ぼしている現状とその理由を明らかにするために、日本の小学校においてフィールドワークを行った。本論では、そこで得られたデータを量的に分析し、日本語の場合について論じた。

語彙カテゴリーと文法カテゴリー

井上　京子

横浜「言語と人間」研究会春期セミナー （横浜）  2000年03月

研究論文（その他学術会議資料等）, 単著

助数詞は何のためにあるのか

井上京子

月刊言語 Vol.28 （ No.10 ） 30-37 1999年10月

研究論文（学術雑誌）, 単著

文化にかかわる翻訳の可能性と限界

井上京子

日本語学 （明治書院）  Vol.18 （ No.3 ） 33-43 1999年03月

研究論文（学術雑誌）, 単著

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文化の翻訳がどこまで可能か。人類学分野における文化へのアプローチから検証を試みた。

脳の見方、モノの見方19:「右」と「左」で語る言葉の文化人類学

養老孟司・井上京子　

日経サイエンス Vol.28 （ No.11 ） 84-89 1998年11月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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脳の働きと、空間認知に関連した言語が果たす役割をデータ収集方法と理論構築の両面から探った。（対談）pp. 84-89.

ことばと発想のテクノロジー［第7回］:もし「右」や「左」がなかったら・・・という話

井上京子・堀浩一　

月刊アドバタイジング October （ No.508 ） 56-61 1998年10月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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言語学や人類学がいかに発想を刺激するシステムの開発につながるか、その可能性を発想支援技術研究と関連づけて議論した。pp. 56-61

言葉に隠された認知方法とアイデンティティ

井上 京子

国立民族学博物館共同研究セミナー「現代社会における象徴としての言語」 （国立民族学博物館）  1998年

単著

言語学フロンティア

井上京子

月刊言語 26 （ 12 ） 124-129 1997年11月

研究論文（その他学術会議資料等）, 単著

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エドワード・サピアの先行研究から現在の言語学／人類学特に認知科学と関連のある研究分野への軌跡を入門者にわかりやすくインタビュー形式でまとめた。 pp. 124-129

「総合教育セミナー」における日本語教育の取り組み

井上 京子

第3回科学技術日本語教育協議会 1997年07月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 単著

空間のカテゴリー化

月刊言語 Vol.26 （ No.4 ） 68-71 1997年03月

単著

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地球上に暮らす人々には環境適応型と自己中心型の2つの空間認知方法がある事実をデータ比較で立証した。

「ムラ」としてのマックスプランク研究所:文化人類学的考察による学際環境での研究者間コミュニケーション---その2:文化とコミュニケーション---

慶應義塾大学日吉紀要「言語・文化・コミュニケーション」 Vol.17   1-19 1996年12月

研究論文（大学，研究機関等紀要）, 単著

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フィールドワーク調査に欠かせないフィールドノートの記述をもとに、小集団のエスノグラフィー（民族誌）の執筆を試みた。pp. 1-18

「ムラ」としてのマックスプランク研究所:文化人類学的考察による学際環境での研究者間コミュニケーション---その1:言語とコミュニケーション---

慶應義塾大学日吉紀要「言語・文化・コミュニケーション」， Vol.16   1-11 1996年03月

研究論文（大学，研究機関等紀要）, 単著

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urban anthropologyの手法を用いながら、研究所という一種のムラ的存在のなかで成り立つコミュニケーションを語用論の立場から分析した。pp. 1-11

民族分類と民族語彙

「日本語学」 （明治書院）  Vol.15 （ No.1 ） 15-21 1996年01月

単著

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助数詞を文化的モデル論から見て日本語研究のなかで生かす提言を行った。pp. 15-21

『言語』を熟読する

井上京子，J.スタンロー

月刊言語 Vol.24 （ No.5 ） 60-67 1995年05月

共著

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言語学および人類学史上最も根本的な研究の一つと考えられているエドワード・サピア著『言語』を現代的な視点から読み直した。pp. 60-67

サピア再入門6:サピア・ウォーフ仮説のゆくえ

井上京子，ジェームズ・スタンロー

月刊言語 Vol.23 （ No.6 ） 98-103 1994年06月

共著

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サピア・ウォーフ仮説再検討の動きのなかで３つの領域に焦点をあて、言語の普遍性と相対性を語る際には異なった分析レベルが必要であることを示した。pp. 98-103

サピア再入門5:サピア・ウォーフ仮説

井上京子，ジェームズ・スタンロー

月刊言語 Vol.23 （ No.5 ） 101-106 1994年05月

共著

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サピア・ウォーフ仮説がどのように発生したかその背景を明かにし、誤解されやすい仮説の前提条件を踏まえた上で再批評を行った。pp. 101-106

サピア再入門4:サピアとアメリカ原住民語

井上京子，ジェームズ・スタンロー

月刊言語 Vol.23 （ No.4 ） 97-103 1994年04月

共著

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アメリカ原住民諸語の文法的カテゴリー、分類法、そして言語学と民族誌、民族史、民族移動とのつながりをサピアがいかに立証したかを考察した。pp. 97-103

サピア再入門3:文化人類学者としてのサピア

井上京子，ジェームズ・スタンロー

月刊言語 Vol.23 （ No.3 ） 100-105 1994年03月

共著

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個人と文化、言語と文化の関わりに関するサピアの見解を探り、後の社会言語学で扱われる問題をいかに予見していたかを考察した。pp. 100-105

サピア再入門2:サピアの言語論

井上京子，ジェームズ・スタンロー

月刊言語 Vol.23 （ No.2 ） 92-97 1994年02月

共著

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言語学者としてのエドワード・サピアの業績のなかでも特に言語類型論、音素論、音象徴を取り上げ、広がりのある研究を考察した。pp. 92-97

サピア再入門1:今なぜサピアなのか

井上京子，ジェームズ・スタンロー

月刊言語 Vol.23 （ No.1 ） 94-99 1994年01月

共著

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20世紀初頭に活躍した言語学者兼人類学者であるエドワード・サピアの業績を再考し、その研究対象を今後の言語学分野に反映させようという試み。pp. 94-99

Japanese Numeral Classifiers:Their Implications for Conceptual Coherence

井上 京子

Belgian Journal of Linguistics Vol.8   57-77 1993年12月

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

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日本語の助数詞が概念の一貫性に関連した語用に基づいているシステムであることを言語習得の日英語比較データで検証した。pp. 57-77

ことばによる分類基準の文化的差異

月刊言語 Vol.22 （ No.7 ） 42-45 1993年07月

単著

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人間がものごとを分類する方法がいかに文化的差異によって左右されているか、 日本語の助数詞で表わした。pp. 42-45

Connectionist Models and Computer Simulation for the Learning of Japanese Numeral Classifiers

井上 京子

The Computer Science Seminar, University College Dublin （The Computer Science Seminar, University College Dublin）  1992年

単著