論文 - 仙名　保

Criteria of activation of powdery materials by a preliminary mechanical treatment

Senna, M.

KONA Powder Sci. Technol. Jpn. Vol. 1   48-52 1983年09月

研究論文（学術雑誌）, 単著

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PbCO3およびFe2O3の摩砕に伴う非晶質化とエンタルピー増大との相関を比較。両者は必ずしも互いに比例しないことを指摘した。

粉体のメカノケミストリー－新しい工業的応用への可能性を探る－

仙名 保

化学工場 Vol. 28 （ 8 ） 18-23 1983年08月

研究論文（学術雑誌）, 単著

高温摩砕法による活性粉体の製造

金谷義夫，仙名保

粉体工学会誌 Vol. 20 （ 7 ） 411-415 1983年07月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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700℃まで加熱できる機械乳鉢を設計・制作し，CaCO3のaragonite→calcite転移およびZnO+Fe2O3からZnFe2O4を得る二成分固相付加反応に関して高温摩砕法と，常温摩砕後加熱法とを比較した。その結果，相転移では高温摩砕法による速度促進効果が著しいこと，付加反応では高温摩砕によりとくに活性な生成物が得られることがわかった。

Preparation，electrical resistivity and its temperature dependcnce of RuO2-polystyrene composite powder

Nishizawa, T., Senna M., Kuno, H.

J. Mater. Sci. Vol. 18 （ 8 ） 1346-1352 1983年05月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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ポリスチレン球とRnO2微粉体とを各種の方法で混合し，RuO2で表面を被覆された球状複合粒子を得た。ホットプレス後電気抵抗を測定したところ，表面におけるRuO2の分散性が良好な場合には，4vol％以下でRuO2のネットワークが連続化し，高い導電性が得られることが判明した。さらに，直接重合法による複合体粒子とも比較・検討した。

Effects of Mn2+ distribution controlled by carboxylic aids on photoluminescence intensity of nanosized ZnS Mn particles

Isobe, T., Igarashi, T., Senna, M.

Mater. Res. Soc. Symp. Proc. Vol. 20 （ 4 ） 23-28 1983年04月

研究論文（学術雑誌）, 共著

NiO-MoO3 2成分系固相反応速度に対する単独および混合摩砕の効果

仙名保，久野洋

粉体および粉末冶金 Vol. 30 （ 1 ） 6-11 1983年02月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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NiOとMoO3の粉末固相反応速度に対する反応物の各種条件による摩砕の影響を調べた。その結果，乾式混合摩砕は混合の緊密化，メカノケミカル対果の両面から有効であるが，NiOを単独で摩砕した場合の促進効果はさらに大であった。その原因を反応機構の面から検討した。

Liberaticn of excess energy and retransformation of mechanically activated cadmium sulphide

Ohtani, G., Senna, M.

Thermochimica Acta Vol. 60 （ 1 ） 125-129 1983年01月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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振動ボールミルによって摩砕した高圧安定相の岩塩相を含むCdSをN2中で加熱したときの蓄積エネルギー△H*の解放と相変化を熱分析とX線回折により追究した。その結果，△H*は主として歪んだ岩塩相の存在によるものと判断された。

Criteria of activation of powdery materials by a preliminary mechanical treatment

Senna, M.

KONA Powder Sci. Technol. Jpn. Vol. 1   48-52 1983年

研究論文（学術雑誌）, 単著

A practical analysis of pseudoplastic flow of suspensions

Kuno, H., Senna, M.

J. Colloid Interface Sci. Vol. 89 （ 2 ） 591-593 1982年11月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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定常せん断法による流動測定をエネルギー消費速度論によって解明する方法の一部を改良した結果について検討した。

Formation of metastable phases and related energy storage in Ⅱ-Ⅵ compounds on wet vibro-milling

Ohtani, G., Senna, M.

Proc. 9. Int. Symp. Reactivity of Solids    668-673 1982年11月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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CdS，CdSeの安定相（wurtzite型）をシクロヘキサン中で振動ミルにより摩砕したところ，高圧安定相（rocksalt型）または無定型相が生成した。これらの準安定相の量と，DSCの発熱ピークから求めた蓄積エネルギーの量との間には，密接な相関が認められた。また，準安定相へのメカノケミカル転移条件についても検討した。

Direct observation of inelastic deformation and mechanochemical activation of indented quartz single crystals

Senna, M., Schonert, K.

Powder Technol. Vol. 32 （ 2 ） 217-221 1982年07月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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天然水晶の（1010）面にVickers硬度計のダイアモンド圧子により，50kg重までの荷重を加えた。その結果，典型的ぜい性材料であるSiO2一部に，微粉砕生成粒子の著しい塑性変形が認められた。その後，60℃，1N-KOH水溶液でエッチングしたところ，塑性変形部分が選択的に無定形化し，溶解することが，SEM観察により確認された。

Change in the phase stability of zinc blende and wurtzite on grinding

Imamura, K., Senna, M.

J. Chem. Soc. Faraday Trans. I Vol. 78   1131-1140 1982年04月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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Zinc blende型ZnSを摩砕し，そののちN2中で加熱すると，文献値より200℃も低い温度でwurtzite相に転移した。しかし，長時間の加熱により，生成したwurtziteの一部はzinc blende相に再転移した。これらの現象は，摩砕に伴う化学ポテンシァルの増大とその分布の広がりを仮定することによって説明された。

Change in the enthalpy and structure of PbO2 by grinding and pressing

Senna, M., Schonert, K.

Powder Technol. Vol. 31 （ 2 ） 269-275 1982年03月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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β-PbO2の空気中での振動ミル摩砕に伴うエンタルピー増大（△H*）をDTAによって定量した。同時に，試料への投入エネルギーを測定し，メカノケミカル活性化のエネルギー効率について検討した摩砕に伴い高圧安定相であるα-PbO2が生成したが，△H*はα相の生成量とは1対1に対応せず，△H*の内容は母相と生成相の総合的な構造欠陥によって初めて説明できた。

Effects of grinding ZnO and Fe2O3 on the rate of formation of zinc ferrite

Ito, M., Senna, M., Kuno, H.

Ferrites, Proc. ICF 3    50-54 1981年11月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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ZnOとFe2O3の混合微粉末の加熱によって亜鉛フェライトを製造する際，各反応物および反応混合物をボールミルによって摩砕した際の反応速度の変化を調べた。結果を混合の緊密化およびメカノケミカル効果の両点から検討した。

Effects of dry and wet grinding on the energy storage and mechanochemical polymorphism of crystalline solids

Senna, M.

ISPT81 [Proc. Int. Symp. Powd.Technol.]    457-464 1981年09月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 単著

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CaS，Fe2O3に関して，それぞれ空気中およびシクロヘキサン中で摩砕したときに起こるメカノケミカル効果，とりわけ熱分解から求められる過剰エンタルピーの値を比較した。同一の摩砕時間で比較する限り，総じて空気中の方がより顕著なメカノケミカル活性化が認められたが，両者の差異は単に量的なだけでなく，質的差異もしばしば観察され，その点に関して検討した。

球状モデルサスペンションの毛管内流動

後藤弘明，仙名保，久野洋

日本レオロジー学会誌 Vol. 9 （ 2 ） 65-69 1981年06月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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等大球から成る中立浮遊モデルサスペンションの毛管内流動に際して，分散質粒子が管軸方向に移動する現象が粒径/管径比にどのように依存するかについて検討した。

酸化アルミニウム・ゲータイト混合サスペンションの擬塑性流動

久野　洋; 仙名　保; 宗兼　史典

旭硝子工業技術奨励会研究報告 39 （ 1 ） 231-236 1981年02月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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酸化アルミニウム-エチレングリコール系サスペンション固体濃度を一定にしてゲータイトを添加すると，流動性が低下し，擬性が現われた。結果をエネルギー消費論に基づいて解析した。

Effects of number and size of milling balls on the mechanochemical activation of fine crystalline solids

Shinozaki, M., Senna, M.

Ind. Eng. Chem. Fundam. Vol. 20 （ 1 ） 59-62 1981年02月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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γ-Fe2O3をシクロヘキサン中で振動ミル摩砕するときに得られる蓄積エネルギー△Hsと，摩砕時のボール数N，比ボール径drとの間には，△Hs=2.42×101Ndr2.57の関係があった。Nおよびdrの指数は，振動ミルによる単なる比表面積増加の際の正味仕事の場合ときわめて類似している。さらに，摩砕したγ-Fe2O3を空気中で加熱したときの転移速度に対するN，drの効果についても検討した。

サスペンションの流動のエネルギー消費速度に対する分散媒の影響

仙名保，久野洋

日本レオロジー学会誌 Vol. 8 （ 3 ） 117-122 1980年09月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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先に報告したサスペンションの定常せん断流動測定の結果をエネルギー消費の各項に分けて解析する手法により，サスペンションの粘性流動抵抗に対する分散媒，とくにその粘度の影響について検討した。

A semiquantitative determination of wurtzite，zinc blende，and rock salt phases in II-VI compounds

Ohtani, G., Senna, M.

Physica Status Solidi (a) Vol. 60   K35-K37 1980年07月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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CdS，ZnSに代表されるⅡ-Ⅵ化合物において，ウルツ鉱型，セン亜鉛鉱型および高圧安定相の岩塩型の混合物をX線回析法によって定量する方法を提案した。