論文 - 中田　雅也

Identification of cyclopropylacetyl-(R)-carnitine, a unique chemical marker of the fatally toxic mushroom Russula subnigricans

Masanori Matsuura, Suguru Kato, Yoko Saikawa, Masaya Nakata, Kimiko Hashimoto

Chemical and Pharmaceutical Bulletin （The Pharmaceutical Society of Japan）  64 （ 6 ） 602 - 608 2016年06月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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致死性毒キノコであるニセクロハツは、見た目では他の無毒キノコとの区別がつかない。そこで、ニセクロハツから単離したシクロプロピルカルニチンが本物のニセクロハツであることを示す化合物になることを見出した。

Refined Structure of Hipposudoric and Norhipposudoric Acids, Pigments of the Red Sweat of the Hippopotamus

Takatoshi Matsumoto, Yoko Saikawa, Masaya Nakata, and Kimiko Hashimoto

Chemistry Letters （The Chemical Society of Japan）  44 （ 12 ） 1738 - 1740 2015年12月

研究論文（学術雑誌）, 査読有り

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カバの赤い汗の色素である、ヒポスドール酸とノルヒポスドール酸の最も適切な互変異性構造を、計算化学によって求めた。

Total Synthesis of Paecilomycin B

Kiyomi Ohba and Masaya Nakata

Organic Letters （American Chemical Society）  17 （ 12 ） 2890 - 2893 2015年06月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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自分たちの開発した配糖化反応を鍵反応として、天然物パエシロマイシンBの全合成を達成した。

Palladium-catalyzed 6-endo-dig oxycyclization–methoxycarbonylation toward the total synthesis of polymaxenolides

Yutaka Matsuda, Takayuki Koyama, Masaya Kato, Tomonori Kawaguchi, Yoko Saikawa, and Masaya Nakata

Tetrahedron （Elsevier）  71 （ 14 ） 2134 - 2148 2015年04月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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天然物ポリマキセノライド類の全合成を指向して、パラジウム触媒を用いた6-endo-dig型のオキシ環化ーメトキシカルボニル化反応を開発した。

Functionalized aryl-β-C-glycoside synthesis by Barbier-type reaction using 2,4,6-triisopropylphenyllithium

中田 雅也

Tetrahedron Letters 56 （ 8 ） 1007 - 1010 2015年02月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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官能基化されたアリール β-C-グリコシドの新しい合成法について報告した。2,4,6-トリイソプロピルフェニルリチウムを用いて、アリールハライドとδ-ラクトンとのカップリングを、バルビエ型反応条件下で実施し、高収率でカップリング体を得た。

Synthesis and Biological Evaluation of Kendomycin and Its Analogues

中田 雅也

The Journal of Organic Chemistry 79 （ 21 ） 9922 - 9947 2014年11月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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ケンドマイシンとその類縁体の合成と、それらの生物活性試験の結果について報告した。アンサチェインと呼ばれる脂肪族架橋構造が、活性発現に重要な役割を果たしていることが分かった。

Smooth Isoindolinone Formation from Isopropyl Carbamates via Bischler-Napieralski-type Cyclization

Satoshi Adachi, Masao Onozuka, Yuko Yoshida, Mitsuaki Ide, Yoko Saikawa, NAKATA MASAYA

Organic Letters 16 （ 2 ） 358 - 361 2014年01月

研究論文（学術雑誌）, 査読有り

Synthetic Studies on Polymaxenolides: Model Studies for Constructing Dihydropyran Portion and Synthesis of Lower Portion

Yutaka Matsuda, Masaya Kato, Tomonori Kawaguchi, Takayuki Koyama, Yoko Saikawa, NAKATA MASAYA

Tetrahedron 70 （ 06 ） 1154 - 1168 2014年01月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

Total Syntheses of Lactonamycin and Lactonamycin Z with Late-Stage A-Ring Formation and Glycosylation

Satoshi Adachi, Kana Watanabe, Yusuke Iwata, Shunsuke Kameda, Yoshohiko Miyaoka, Masao Onozuka, Ryo Mitsui, Yoko Saikawa, and Masaya Nakata

Angewandte Chemie International Edition 52 （ 7 ） 2087-2091 2013年02月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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ラクトナマイシンとラクトナマイシンZの全合成を達成した。最終段階配糖化とイソインドリノン環終盤構築を鍵工程とした合成経路が特徴である。

Molybdophyllysin, a toxic matalloendopeptidase from the tropical toadstool, Chlorophyllum molybdites

Mina Yamada, Naoko Tokumitsu, Yoko Saikawa, MASAYA NAKATA, Junpei Asano, Kazuo Miyairi, Toshikatsu Okuno, Katsuhiro Konno, and Kimiko Hashimoto

Bioorganic & Medicinal Chemistry 20 （ 22 ） 6583-6588 2012年11月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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オオシロカラカサタケから、その毒成分であるタンパク質を単離し、モリブドフィリシンと命名した。

Synthetic Studies on Polymaxenolides: Synthesis and Structure Elucidation of Nominal Epoxyafricanane and Other Africane-type Sesquiterpenoids

中田 雅也

The Journal of Organic Chemistry 76 （ 15 ） 6258-6263 2011年08月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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海洋天然物ポリマキセノライドの合成研究の一環として、そのアフリカン部分であるエポキシアフリカンおよび数種の類縁天然物を合成した。

Synthetic Studies on Lactonamycins: Synthesis of the Model BCDEF Aglycon

Kana Watanabe, Yusuke Iwata, Satoshi Adachi, Tomoyuki Nishikawa, Yuko Yoshida, Shunsuke Kameda, Mitsuaki Ide, Yoko Saikawa, Masaya Nakata

The Journal of Organic Chemistry 75 （ 16 ） 5573-5579 2010年08月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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抗生物質ラクトナマイシンのモデルアグリコンBCDEF部分の効率的合成についての報告である。

Total Synthesis of Kendomycin Featuring Intramolecular Dötz Benzannulation

Kyosuke Tanaka, Masahito Watanabe, Kohdai Ishibashi, Hiroshi Matsuyama, Yoko Saikawa, and NAKATA MASAYA

Organic Letters 12 （ 8 ） 1700–1703 2010年04月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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アンサマイシン系抗生物質ケンドマイシンを分子内デッツ反応を鍵反応として全合成したことの報告である。

「謎の毒キノコ」の犯人とは・・・・・・？　−シクロプロペンカルボン酸の特殊性−

橋本貴美子、松浦正憲、犀川陽子、中田 雅也

化学 （化学同人）  65 （ 4 ） 12-17 2010年04月

研究論文（その他学術会議資料等）, 共著,  ISSN  0451-1964

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毒キノコであるニセクロハツからの毒成分（シクロプロペンカルボン酸）の抽出と構造決定について解説した。

Toxic isolectins from the mushroom Boletus venenatus

Masashi Horibe, Yuka Kobayashi, Hideo Dohra, Tatsuya Morita, Takeomi Murata, Taichi Usui, Sachiko Nakamura-Tsuruta, Masugu Kamei, Jun Hirabayashi, Masanori Matsuura, Mina Yamada, Yoko Saikawa, Kimiko Hashimoto, Masaya Nakata, Hirokazu Kawagishi

Phytochemistry 71 （ 5-6 ） 648-657 2010年04月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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毒キノコであるドクヤマドリの毒本体タンパク質ボレベニンが、イソレクチンであることを見いだした。

きのこ毒研究ー最近の進歩ー

中田 雅也

きのこ研だより （（財）日本きのこ研究所）   （ 32 ） 23-29 2009年11月

研究論文（その他学術会議資料等）, 共著,  ISSN  1348-7124

致死性毒きのこ、ニセクロハツの毒成分ー横紋筋融解をひき起こす原因物質を解明ー

橋本貴美子、松浦正憲、犀川陽子、中田 雅也

化学と生物 47 （ 9 ） 600-602 2009年09月

研究論文（その他学術会議資料等）, 共著

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致死性毒きのこであるニセクロハツの毒成分を解明したことについてまとめた。

Identification of the toxic trigger in mushroom poisoning

Masanori Matsuura, Yoko Saikawa, Kosei Inui, Koichi Nakae, Masayuki Igarashi, Kimiko Hashimoto, Masaya Nakata

Nature Chemical Biology 5 （ 7 ） 465-467 2009年07月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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毒きのこであるニセクロハツの毒成分本体が、２−シクロプロペンカルボン酸であることを突き止めた。

Formation of a-hydroxyketones via irregular Wittig reaction

Hideki Okada, Tomonori Mori, Yoko Saikawa, Masaya Nakata

Tetrahedron Letters 50 （ 12 ） 1276-1278 2009年03月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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(1-methoxyalkyl)triphenylphosphonium ylidesとアルデヒドとの反応を低温で処理すると、a-hydroxyketonesが生成することを見いだしたことに関する報告である。

Total Synthesis of Methyl Sarcophytoate, a Marine Natural Biscembranoid

Takahiro Ichige, Yusuke Okano, Naoki Kanoh, Masaya Nakata

The Journal of Organic Chemistry 74 （ 1 ） 230-243 2009年01月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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海洋天然物メチルサルコフィトエートの全合成を、分子間Diels-Alder反応を鍵反応として達成したことに関する詳報である。