論文 - 宮島　英紀

Micromagnetic configurations of martensite in Fe-Ni alloys

A. Hirohata and H. Miyajima

Journal of Applied Physics 81   5665-5667 1997年

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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Fe-Ni合金でのマルテンサイトの形状と磁区分布を原子間力顕微鏡と磁気力顕微鏡を用いて明らかにした。

FeRh系合金の一次磁気相転移

湯浅新治、宮島英紀

日本応用磁気学会誌 （日本応用磁気学会）  21   122-128 1997年

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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FeRh系合金に見られる１次相転移（反強磁性ー強磁性、反強磁性ー常磁性、反強磁性ー反強磁性）について、総合的にレビューし、その発現機構を説明した。

Exchange Enhancement of Pd Coating on Ni Fine Particles

T. Manago, H. Miyajima, Y. Otani and E. Akiba

Journal of Physical Society of Japan 66   831-838 1997年

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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Pd被覆Ni微粒子のPd はNiとの磁気近接効果により強磁性になることを示した。これは強磁性磁気近接効果の存在を示した初めての試料である。Pd相の自発磁気分極について層厚分布を取り入れて統一的に説明した。

パルス磁場を用いたBi系酸化物超伝導体における磁束の粘性力の測定

小林心、能崎幸雄、宮島英紀、石川雄一、吉澤秀二

日本応用磁気学会誌 （日本応用磁気学会）  21   397-400 1997年

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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Bi系超伝導体に磁束が侵入していく過程をパルス磁場とサーチコイルを用いた方法により研究し、磁束の移動速度は約６０m/sになり、これは磁気的な粘性中を移動するモデルを使って説明できることを明らかにした。

磁気力顕微鏡による微小マルテンサイト磁区構造観察

広畑貴文、宮島英紀

日本応用磁気学会誌 （日本応用磁気学会）  21   401-404 1997年

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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Fe_3_Pt合金のマルテンサイト一葉について、その形状と磁区分布を原子間力顕微鏡と磁気力顕微鏡観察から明らかにし、マルテンサイトの結晶構造を精密に決定した。

磁性体物理

宮島英紀

日本応用磁気学会誌 （日本応用磁気学会）  20 （ 5 ） 887-895 1996年

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

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日本応用磁気学会創立２０周年を記念し、過去２０年間における磁性体物理の研究経過を要約し、研究の動向、今後の研究指針を解説した。

高感度試料共振型磁力計

宮島英紀、本橋一成、能崎幸雄、大谷義近、増田宏

日本応用磁気学会誌 （日本応用磁気学会）  20   919-921 1996年

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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我々が開発した試料共振型磁力計について総合的にレビューした。

Magnetic flux penetration process in two-dimensional superconductor covered with ferromagnetic particle array

Y. Nozaki, Y. Otani, K. Runge, H. Miyajima, B. Pannetier, J. P. Nozieres and G. Fillion

Journal of Applied Physics 79   8571-8577 1996年

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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Nb薄膜上に作製したCo-Gd強磁性ドットの磁化過程について調べた。超伝導体を貫通していく磁束を強磁性体ドットが磁束ガイドとして働き、 貫通磁束数を量子化させている。

試料共振型磁力計による微小磁気モーメント測定

能崎幸雄、宮島英紀、大谷義近、増田宏、本橋一成、真砂卓史、K. Runge

日本応用磁気学会誌 （日本応用磁気学会）  20   297-300 1996年

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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機械共振を使った新しい磁力計（試料共振型磁力計）を開発・試作した・その結果10-7emu の微小磁気モーメントを簡便に測定できることを示した。平成８年度日本応用磁気学会論文賞を受賞した。

超伝導体と軟磁性体の複合体の磁化特性

津山祥紀、大谷義近、真砂卓史、能崎幸雄、宮島英紀

日本応用磁気学会誌 （日本応用磁気学会）  20   449-452 1996年

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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超伝導体と強磁性体を複合化した試料について磁気特性を調べた。強磁性体の磁束が超伝導体の存在により変化し、このためみかけの磁気特性が変わることがわかった。

磁気力顕微鏡によるマルテンサイトの表面構造と磁区構造の同時観察

広畑貴文、湯浅新治、大谷義近、宮島英紀

日本応用磁気学会誌 （日本応用磁気学会）  20   273-276 1996年

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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Fe_3_Pt合金中に生成された微小マルテンサイトの形状と磁気特性を原子間力顕微鏡と磁気力顕微鏡で同時観察することにより一個のマルテンサイトの磁区構造や結晶方位が判ることを明らかにした。

Pd被覆Ni微粒子の水素吸蔵測定と界面磁気特性

真砂卓史、大谷義近、宮島英紀、秋葉悦男

日本応用磁気学会誌 （日本応用磁気学会）  20   301-304 1996年

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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Pdで被覆したNi微粒子は高速に水素を吸蔵・脱離を行うことを明らかにした。また、水素を吸蔵することによって強磁性Pdは常磁性に転移し、水素量でPdの磁性を制御できることを論述した。

Magnetic properties and Pd-H miscibility gap in Ni/Pd composite fine particles

T. Manago, Y. Otani, H. Miyajima and E. Akiba

Journal of Applied Physics 79   5126-5128 1996年

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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Pdで被覆したNi微粒子の水素を吸蔵・脱離過程を磁化測定から究明し、この複合微粒子のmiscibility gapを評価した。

Magnetostatic effect on magnetic flux penetration in superconducting Nb film covered with a micron-size magnetic particle array

Y. Nozaki, Y. Otani, K. Runge, H. Miyajima, B. Pannetier and J. P. Nozieres

Journal of Applied Physics 79   6599-6601 1996年

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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超伝導体薄膜の上に作製したCo-Gd微粒子ドット配列の磁束分布を回転磁化法で決定した。

High-resolution observation of magnetization processes in 2μm x 2μm x 0.04μm permalloy particles

K. Runge, Y. Nozaki, Y. Otani, H. Miyajima, B. Pannetier, T. Matsuda and A. Tonomura

Journal of Applied Physics 79   5075-5077 1996年

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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Nb薄膜の上に作製したCo-Gd強磁性ドット内の磁区構造をローレンツ顕微鏡を用いて決定した。この結果を基に強磁性度ドット配列における磁化過程について明らかにした。

Change in the Resistivity of bcc and bct FeRh Alloys at First-Order Magnetic Phase Transitions

S. Yuasa, T. Akiyama, H. Miyajima and Y. Otani

Journal of Physical Society of Japan 64   3978-3985 1995年

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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FeRh合金の反強磁性ー強磁性転移における伝導現象の変化を調べ、磁気散乱による項を評価した。

Magnetism in Body-centered Tetragonal FeRh_1-x_Pd_x_ Alloys (II) Band Structure

A. Sakuma, S. Yuasa, H. Miyajima and Y. Otani

Journal of Physical Society of Japan 64   4914-4922 1995年

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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FeRh_1-x_Pd_x_合金のバンド構造を計算し、正方晶相がエネルギー的に安定化することを理論的に示した。また、正方晶効果と磁気体積効果が磁気モーメントとに及ぼす影響を明らかにした。

Magnetism of FeRh1-xPdx System- Band Calculation

S. Yuasa, H. Miyajima, Y. Otani and A. Sakuma

Journal of Magnetism and Magnetic Materials 140-144   79-80 1995年

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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体心正方晶構造を持つFe-Rh-Pd合金のバンド構造を計算した。

Magnetism in Body-Centered Tetragonal FeRh_1-x_Pd_x_ Alloys (I) Magnetic Properties

S. Yuasa, H. Miyajima, Y. Otani and A. Sakuma

Journal of Physical Society of Japan 64   4906-4913 1995年

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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FeRh_1-x_Pd_x_合金の磁気相図を完成させた。Pdを添加することによって生じる体心正方晶と磁性の関係を、正方晶効果と磁気体積効果をスピン揺動理論に取り入れて統一的に説明した。

Hydrogenation Characteristics and Magnetic Properties of Fine Ni Particles Coated wtih Pd

Y. Otani, H. Miyajima, M. Yamaguchi,Y. Nozaki, T. Manago, A. J. Fagan and J. M. D. Coey

Journal of Magnetism and Magnetic Materials 140-144   403-404 1995年

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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Pd被覆Ni微粒子のPd はNiとの磁気近接効果により強磁性になることを示した。