前田 正一 (マエダ ショウイチ)

Maeda, Shoichi

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所属(所属キャンパス)

健康マネジメント研究科 (湘南藤沢)

職名

教授

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プロフィール 【 表示 / 非表示

  •  医学・医療に関する技術は、近年、目覚ましく進歩しています。こうした技術の進歩は、これまでには不可能であった疾病の診断や予防、治療を可能にするなど、人々に多大な利益をもたらしています。その一方で、技術の進歩は、新たな倫理的・法的・社会的課題(ELSI:Ethical Legal and Social Issues)を生じさせています。医学に関する技術の進歩との関係でいえば、新型出生前診断とその後の人工妊娠中絶に関する問題を一つの例として示すことができます。また、医療に関する技術の進歩との関係でいえば、終末期における生命維持治療の差し控え・中止の問題を一つの例として示すことができます。さらに公衆衛生活動との関係でも、新型感染症に対する予防接種の優先順位の決定の問題など、多くの課題をELSIの例として示すことができます。このような中、近年、医療倫理に関する研究・教育が喫緊の課題であることが、これまで以上に指摘されるようになっています。  また、上記のように、近年、医療技術は目覚ましく進歩しています。しかし、その技術は複雑・高度化しています。こうした医療環境のなか、医療従事者不足など、技術の複雑・高度化以外の諸問題とも相まって、医療現場では、医療事故が多く生じるようになっています。医療事故の問題は、今日、わが国のみならず、世界的にも大きな問題となっており、医療安全活動や事故対応に関する研究・教育の必要性が強く指摘されるようになっています。  以上のような状況の変化は、これまでの理論的枠組みを超えた、公共政策のあり方の検討をも必要とするようになっています。このことは、例えば、上記のワクチン接種の優先順位の決定の問題をみると、良く理解することができます。また、医学研究や診療行為に関する行政ガイドラインの検討の問題についても同様です。近時、利益相反に関する問題も、社会に波紋を広げており、そのルールのあり方の検討も重要となっています。  そこで、本研究室は、公共政策のあり方の検討を含む、医療倫理・医療安全に関する諸課題について、多分野の研究者や、実務者、行政経験者が共同して検討することを目的としています。

その他の所属・職名 【 表示 / 非表示

  • 医学部, 医療政策・管理学, 兼担教授

 

研究分野 【 表示 / 非表示

  • 新領域法学 (医事法)

  • 新領域法学 (医療倫理)

  • 新領域法学 (研究倫理)

  • 病院・医療管理学 (臨床倫理)

  • 病院・医療管理学 (医療安全管理)

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • 医事法、医療倫理、研究倫理、臨床倫理、医療安全管理、リスクマネジメント

 

論文 【 表示 / 非表示

  • Reuse of cardiac organs in transplantation: An ethical analysis

    Nakazawa E., Maeda S., Yamamoto K., Akabayashi A., Uetake Y., Shaw M.H., Demme R.A., Akabayashi A.

    BMC Medical Ethics (BMC Medical Ethics)  19 ( 1 )  2018年08月

     概要を見る

    Background: This paper examines the ethical aspects of organ transplant surgery in which a donor heart is transplanted from a first recipient, following determination of death by neurologic criteria, to a second recipient. Retransplantation in this sense differs from that in which one recipient undergoes repeat heart transplantation of a newly donated organ, and is thus referred to here as "reuse cardiac organ transplantation." Methods: Medical, legal, and ethical analysis, with a main focus on ethical analysis. Results: From the medical perspective, it is critical to ensure the quality and safety of reused organs, but we lack sufficient empirical data pertaining to medical risk. From the legal perspective, a comparative examination of laws in the United States and Japan affirms no illegality, but legal scholars disagree on the appropriate analysis of the issues, including whether or not property rights apply to transplanted organs. Ethical arguments supporting the reuse of organs include the analogous nature of donation to gifts, the value of donations as inheritance property, and the public property theory as it pertains to organs. Meanwhile, ethical arguments such as those that address organ recycling and identity issues challenge organ reuse. Conclusion: We conclude that organ reuse is not only ethically permissible, but even ethically desirable. Furthermore, we suggest changes to be implemented in the informed consent process prior to organ transplantation. The organ transplant community worldwide should engage in wider and deeper discussions, in hopes that such efforts will lead to the timely preparation of guidelines to implement reuse cardiac organ transplantation as well as reuse transplantation of other organs such as kidney and liver.

競争的資金等の研究課題 【 表示 / 非表示

  • 医学研究・医療・健康診断における偶発的所見の取扱いに関する法的課題の検討

    2020年04月
    -
    2023年03月

    文部科学省・日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 前田 正一, 基盤研究(B), 補助金,  代表

 

担当授業科目 【 表示 / 非表示

  • リスクマネジメント論

    2021年度

  • 民間保険経営論

    2021年度

  • 健康マネジメント概論

    2021年度

  • 薬局経営管理論

    2021年度

  • 医事法学

    2021年度

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所属学協会 【 表示 / 非表示

  • 日本医事法学会

     
  • 日本生命倫理学会

     
  • 日本病院管理学会

     
  • 日本社会福祉学会

     
  • 日本公衆衛生学会

     

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