Papers - Sakamoto, Tsutomu

師への詫び状

前嶋信次著、杉田英明編　前嶋信次著作選3ー〈華麗島〉台湾からの眺望（平凡社・東洋文庫）    495－500 2000.10

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前嶋信次による『アラビアン・ナイト』翻訳にまつわる秘話を紹介しつつ、ネットワーク論的特徴をもつ比較史、関係史としての前嶋史学再評価の必要性を説く。

執筆ノート・『イスラーム巡礼』

坂本　勉

三田評論 (慶應義塾)   ( 1028 ) 85 2000.10

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メッカ巡礼とイスラーム改革運動

歴史学研究会編　巡礼と民衆信仰（青木書店） 第4巻   262-290 1999.07

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イスラーム世界における近代の幕開けをつげる改革運動たるアラビア半島におけるワッハーブ派のそれをメッカ巡礼とのからみで考察。聖地観をワッハーブ派とは異にするネオ・スーフィズムの運動にも触れている。

西アジアの流通ネットワークとイランの絹貿易

杉山伸也・リンダ・グローブ編　近代アジアの流通ネットワーク（創文社）    279－301 1999.06

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慶應義塾大学地域研究センターのプロジェクト「近代アジアの流通ネットワーク」の一環として執筆された論文。イランからトルコにまたがる広域的な交易市場圏においてイランの商人とトルコに住むギリシア系の商人が絹という商品をめぐっていかなる競合を展開したのかを扱う。

イスラーム世界の市場空間とイスファハーン

佐藤次高・岸本美緒編　市場の地域史（山川出版社）    16-52 1999.06

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地域概念の再検討をめざして試みられた市場の比較研究の一環として書かれた論文。中東イスラーム世界において今でも昔のバーザールがよく残るイランの都市イスファハーンを例に取りあげ、歴史学の手法から市場の風景を描き出す。

香辛料貿易の変遷

坂本　勉

世界史のしおり (帝国書院)   1999.04

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中東イスラーム世界の国際商人

岩波講座　世界歴史15　商人と市場（岩波書店） 第15巻   209-234 1999.03

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16世紀から20世紀にいたる中東イスラーム世界の商業史を時代的にも空間的にも広くとらえて整理した論文。ウォーラーステインの近代世界システム論から中東イスラーム世界をみるのでなく、自律的なネットワークを近代になってもなお維持していた中東イスラーム世界の構造を強調する。

山岡光太郎のメッカ巡礼とアブデュルレシト・イブラヒム

池井優・坂本勉編　近代日本とトルコ世界（勁草書房）    158－217 1999.02

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日本人としてはじめてメッカに足を印した山岡光太郎の巡礼の旅の背後に日露戦争後の日本におけるアジア政策、またこれと同盟関係を結ぼうとする帝政ロシアのトルコ系民族タタール人のパン・イスラーム主義がからんでいたことを指摘する。

イスタンブルに群がるにわか商人

創造のアジア（勉誠出版）  ( 第1号 ) 56－61 1998.11

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ソ連崩壊後、イスタンブルに買い出しにやってくるバルカン、ロシア方面からの人びとの生態を紹介しつつ、広域的な交易市場圏としてにぎわいをみせるイスタンブルの姿を描写。

ペルシア絨毯と世界システム

坂本　勉

世界史のしおり (帝国書院)     7-8 1998.06

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ペルシア絨毯と世界システム

世界史のしおり（帝国書院）  ( 6月号 ) 7－8 1998.06

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19世紀以降さかんになるペルシア絨毯の貿易、イギリスでの需要を紹介しつつウィリアム・モリスのアーツ・アンド・クラフツ運動を経済史、文化史の観点から触れる。

トルコをめぐる広域経済圏と人の移動

坂本　勉

歴史学研究  ( 703 ) 135-143 1997.10

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トルコをめぐる広域経済圏と人の移動

歴史学研究（歴史学研究会）  ( 第703号 ) 135-143 1997.10

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1990年のソ連崩壊後、イスタンブルにはバルカン、旧ソ連邦から多数の人びとが訪れるようなり経済的な交流を活発化させるが、この動きが将来どのような広域的な経済圏形成につながっていくのかを歴史的に再検討する。

メッカ巡礼とパン・イスラミズム－シンポジウム「イスラーム世界の巡礼」基調報告

坂本　勉

イスラム世界 (日本イスラム協会)  49   59-73 1997.07

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イスラーム都市研究の点と線

坂本　勉

中東研究 (財団法人中東調査会)   ( 411 ) 18-22 1996.02

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イスラーム都市研究の点と線

中東研究（財団法人中東調査会）  ( No.411 ) 18－22 1996.02

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これまで自分に影響を与えてきた五冊の中東イスラーム関係の愛読書について言及しながら、自身の研究の方向がイスラーム都市の社会史、経済史をネットワーク論、関係史の視点から進めてきたことを述べる。

トルコはどこへ行くのか

坂本　勉

三色旗 (慶應通信)   ( 570 ) 8-14 1995.09

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座談会「イランの民族と文化」をめぐって　（司会）

坂本　勉

イスラム世界 (日本イスラム協会)  44   61-82 1994.12

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アジア側から見たイスタンブル

地中海学会編　地中海文化の旅（3）（社会思想社・教養文庫）    155-160 1993.10

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現代におけるイスタンブルの都市発展がアジア側に顕著であることを述べつつ、これからのイスタンブルのありようを予測。

近代イランにおける絹貿易の変遷

坂本　勉

東洋史研究 (京都大学東洋史研究会)  51 ( 4 ) 123-163 1993.03

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