論文 - 柴田　陽弘

執筆ノート『自然と文学　－環境論の視座からー』

慶應義塾大学「三田評論」  （ 第1043号 ）  2002年02月

単著

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自著『自然と文学』の解題と紹介。ミュシュレの環境論的視点を論じ、文学が自然とどのように向き合ってきたかを論じる。

『自然と文学　－環境論の視座からー』

慶應義塾大学「三色旗」  （ 第645号 ）  2001年12月

単著

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新著紹介。文学テキストの自然観は、時代の自然観と密接に結びつきながら推移してきた。今日の環境論者の視点は、文学では日常的の主題であった。

賢い選択

慶應義塾大学「三色旗」  （ 第644号 ）  2001年11月

単著

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夏期スクーリングを振り返って、総括する。

思想としての自然

慶應義塾出版会　『自然と文学』    7-31 2001年10月

単著

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主としてヨーロッパでは「自然」をどのように捉えてきたか。思想史上の自然観の変遷を簡潔に論じ、環境破壊を正当化する思想的裏づけを考察し、さらに現代の代表的自然観を紹介して環境問題克服の提言とした。

日本論さまざま

慶應義塾大学「三色旗」  （ 第625号 ）  2000年04月

単著

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夜間スクーリングを終えて、授業を振り返る。

崇高な山　－ゲーテ鉱山学の位相ー

日本ゲーテ協会「ゲーテ年鑑」 第41巻   175-193 1999年10月

単著

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ゲーテと鉱山との関わりを詳細に論じ、十八世紀の精神世界に占めるゲーテの自然観を論証した。

文化の記憶　－自然と文学ー

慶應義塾出版会『環境学事始め』    157-166 194-198 1999年07月

単著

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世界文学の「森」を概観し、トポスとしての「森」を歴史的にたどり、環境論やフェミニズム論からみた「森」を論じ、文化記憶の装置としての「森」の喪失を考察した。

化石の魔法都市　－ゲーテとノヴァーリス（１）ー

慶應義塾大学芸文学会「芸文研究」  （ 第69号 ） 191-204 1995年12月

単著

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ノヴァーリスのゲーテ体験を跡付ける試み。若き詩人の読書体験から、ゲーテ受容とその克服の過程が明瞭に読みとれる。

博物誌の現在　－リンネを中心にー

日本十八世紀学会年報 1995年08月

単著

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博物学関連の書籍を詳しく紹介する。

A.G.ヴェルナーとその時代

慶應義塾大学芸文学会「芸文研究」  （ 第67号 ） 21-37 1994年03月

単著

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ヴェルナーの学問の特徴を「岩石の記号学」と捉え、その独特の水成論を時代思潮のなかに位置付けた。

安全ランプとガスマスク　－アレクサンダー・フォン・フンボルトの世界（２）－

ナカニシヤ出版「モルフォロギア」  （ 15号 ） 36-45 1993年11月

単著

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アレクサンダー・フォン・フンボルトの鉱山監督官としての活動と自然研究の考察から、後の自然誌家へと成長する途上にある準備期間を論じたもの。

めし

慶應義塾大学「大学生活懇談会記録」 1993年09月

単著

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スクリーン上の「米」のイメージの変遷を跡付ける。

ヴェルナー門の詩人たち

慶應義塾大学芸文学会「芸文研究」 第66号   88-108 1993年07月

単著

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鉱物学者ヴェルナーとその優れた門下生たちについての学派論。ヴェルナーの理論を検証し、その弟子たちの受容と反逆を論じた。

槌とたがねの男　－鉱山監督官アレクサンダー・フォン・フンボルトー

慶應義塾大学芸文学会「芸文研究」  （ 第63号 ） 256-269 1993年03月

単著

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若きアレクサンダー・フォン・フンボルトの鉱山監督官としての営為を詳細に跡付けたもの。

芸文研究　文献案内

（三弥井書店）     75-116 1993年

共著

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慶應義塾大学文学部文学科の学生のための基本文献案内。前回の案内をさらに充実増補したもので、大幅に掲載点数を増やした。

要素と形態　－アレクサンダー・フォン・フンボルトの世界（１）ー

ナカニシヤ出版「モルフォロギア」  （ 14号 ） 30-45 1992年10月

単著

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A.v.フンボルトの思想上の展開を主として鉱山学の視点から論じた。

アレクサンダー・フォン・フンボルトと自然　－その「玄武岩論」をめぐってー

慶應義塾大学芸文学会「芸文研究」  （ 第60号 ） 90-100 1992年03月

単著

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A.v.フンボルトの初期の著作「玄武岩論」の考察から、その自然観を論じた。

清らかな泉　－アレクサンダー・フォン・フンボルトとゲーテ（１）ー

ナカニシヤ出版「モルフォロギア」  （ 13号 ） 29-43 1991年10月

単著

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A.v.フンボルトとゲーテの思想史上の関連をたどる論考。

岩石の親和学　－ヴェルナーの「発掘物の外的特徴」をめぐってー

日本ゲーテ協会「ゲーテ年鑑」 第33巻   161-184 1991年10月

単著

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ノヴァーリスの地質学研究の師ヴェルナーの分析を通じて、師を批判するにいたる思想上の推移をたどる。

コードとしての影絵

慶應義塾大学「塾」  （ 第166号 ）  1991年04月

単著

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十八世紀に流行した影絵の文化的コードについて論じた。

神の器官　－ノヴァーリスのヘムステルホイス研究ー

慶應義塾大学芸文学会「芸文研究」  （ 第59号 ） 111-130 1991年03月

単著

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オランダの哲学者ヘムステルホイスに関するノヴァーリスの断章を検討して、ノヴァーリス思想に及ぼした足跡と意義を論じた。

花崗岩の節理運動

ナカニシヤ出版「モルフォロギア」  （ 第１０号 ） １１９-１２３ 1988年12月

単著

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花崗岩に見られる特異な節理現象の解釈を述べて、ゲーテの観察による科学的方法論が如実に伝わってくる論文。

レーオンハルト氏への手紙

ナカニシヤ出版「モルフォロギア」  （ 第１０号 ） 115-119 1988年12月

単著

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鉱物学者レーオンハルトに宛てたゲーテの書簡。ゲーテの独特の自然観が披瀝されている。

抗夫の言葉≪Glueckauf≫の文化史的側面

慶應義塾大学芸文学会「芸文研究」 第52号   66-82 1988年01月

単著

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抗夫特有のあいさつGlueckaufの文化史的意味を考察した。

Numerus clausus

慶應義塾大学「三色旗」  （ 第477号 ）  1987年12月

単著

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近年のドイツは学生数の増大により、学部によっては入学者制限をしなければならない状況に見舞われている。このような大学問題は十八世紀に淵源があることを指摘した。

浮き彫りにされた通信教育学生像/座談会

慶應義塾大学「慶應通信」  （ 第475号 ）  1987年10月

単著

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アンケート・クロス集計報告。架空の座談会によって通教生の実態を浮き彫りにする。

学生部からの手紙/三吉慶子氏の「生活と意見」

慶應義塾大学「慶應通信」  （ 第473号 ） 5-8 1987年08月

単著

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大規模なアンケート結果をふまえ、三吉慶子氏という架空の人物の意見を通じて、普遍的な通信教育学生像の描出を試みた。

化石論の世界　－ゲーテと化石たちー

慶應義塾大学芸文学会「芸文研究」  （ 第51号 ） 79-107 1987年07月

単著

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十八世紀化石論の中にゲーテの化石論を位置付ける試み。

ゲーテと化石

慶應義塾大学「日吉紀要・ドイツ語学・ドイツ文学」  （ 第4号 ） 100-115 1987年03月

単著

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ゲーテの化石論を主として「雄牛」論を中心に論じた。

1986年を振り返って

慶應義塾大学「慶應通信」  （ 第465号 ）  1986年12月

単著

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ゲーテの箴言「知識は自己の欠陥に気づき、自己の貧困を感ずることによって学問になる。そして学問は一切の知識以前に、一切の知識と共に、また一切の知識以後に終始存立する。」と生涯教育の連関を論じる。

アンケート「通信教育学生の生活と意見をもとめて」

慶應義塾大学「慶應通信」  （ 第464号 ） ７-８ 1986年11月

単著

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アンケート。

永遠の祭壇としての花崗岩　－ゲーテの地球生成論ー

ナカニシヤ出版「モルフォロギア」  （ 第8号 ） 61-82 1986年11月

単著

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ゲーテ独自の花崗岩論はその地球創世論と密接に結びついている。ゲーテの花崗岩論を十八世紀の地球論の中に位置付ける試み。

通信教育学生の「生活と意見」をもとめて

慶應義塾大学「慶應通信」  （ 第463号 ）  1986年10月

単著

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enqueteの二つの側面、questionaireとopinionnaireをふまえ、通信教育学生の「生活と意見」を求めたもの。

蓼科高原の白い雲

慶應義塾大学「慶應通信」  （ 第462号 ）  1986年09月

単著

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蓼科懇話会二泊三日の旅の記録。Neo-humanismとintellectual honestyをkeywordにした懇話会の報告。

火山の海と熱い沈澱　－ゲーテの玄武岩ー

慶應義塾大学芸文学会「芸文研究」  （ 第49号 ） 57-72 1986年07月

単著

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玄武岩生成論争を詳細に論じ、ゲーテ独自の地球論を論証した。

「外国語と私」研究と差別

慶應義塾大学「三色旗」  （ 第459号 ）  1986年06月

単著

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研究とは本来何ものにも縛られず、先入見からも自由な営為である。だが現実はどうか。ドイツ研究者がしばしば直面する問題を論じる。

自然の死

慶應義塾大学「パピルス」  （ 第26号 ）  1986年06月

単著

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有機的世界観がしだいに機械的世界観に圧倒されるようになると、女性をめぐる価値観も変貌をとげる。フェミニズムとエコロジー運動の観点から、自然観と女性観の推移を捉えようとする。

ポッツオーリの貝　－ゲーテの海ー

慶應義塾大学芸文学会「芸文研究」  （ 第48号 ） 72-89 1986年03月

単著

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ゲーテの地質学論文からその独自の水成論と地球生成論を考察した。

芸文研究　文献案内

（研究社）     59-87 1986年

共著

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慶應義塾大学芸文学会員である文学部学生のための文献案内。中・日・英・仏・独を専攻する学生の便宜のために編んだ基本文献一覧と解説。

ゲーテの鉱脈論　－十八世紀鉱脈論の諸相ー

日本ゲーテ協会「ゲーテ年鑑」 第27巻   129-148 1985年07月

単著

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ゲーテ独自の鉱脈理論を十八世紀の鉱脈論のなかに位置付け、地質学者ヴェルナー等との比較から、ゲーテの科学思想の特色を考察した。

「魂の座」　－ノヴァーリスとカント

慶應義塾大学三田哲学会「哲学」 ７７集    27-54 1984年12月

単著

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ノヴァーリスの「カント研究」がノヴァーリス思想の重要な転換期におこなわれ、独自のロマン的思考構築への橋渡しをしたことを論じた。

抗夫は乏しい糧を坑内にもとめ　－ゲーテとイルメナウ鉱山ー

慶應義塾大学芸文学会「芸文研究」  （ 第46号 ） 103-130 1984年12月

単著

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ゲーテとイルメナウ鉱山の実務上の関わりから、ゲーテ思想に占める鉱山の意義を論じた。

語れ石よ　－ゲーテと岩石界ー

ナカニシヤ出版「モルフォロギア」  （ 6号 ） 66-88 1984年11月

単著

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ゲーテ地質学研究の後期を概観し、ゲーテ独自の思考法を論じた。

情報化社会の通信教育

慶應義塾大学「三色旗」 1984年10月

単著

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高度情報化社会の到来を目前にして情報革命が通信教育および生涯教育にどのような恩恵をもたらすのかを考察した。

ゲーテと石の王国　－ゲーテの地質学

ナカニシヤ出版「モルフォロギア」  （ 5号 ） 30-51 1983年11月

単著

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ゲーテの地質学研究をゲーテ思想全体の中に位置付け、ゲーテが自然研究で到達した重要なイデーの萌芽がここにあることを論証した。

ベルリンの貧民

慶應義塾大学報 第18巻 （ 第１号 ） 全６ 1983年04月

単著

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1901年〜1920年にかけてのベルリン下層階級の悲惨な状況を紹介し、今日では環境・衛生・住宅問題等の先進国であるかのように見えるドイツが、いまだに抱えている社会問題を指摘した。

「美しい鉱山」　－ノヴァーリスと鉱山ー

慶應義塾大学芸文学会「芸文研究」  （ 43号 ） 277-297 1982年12月

単著

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ノヴァーリスの生涯における「鉱山」の意味を考察し、詩化され、ロマン化されたノヴァーリスの鉱山を論証した。

カバレット

慶應義塾大学「三田評論」    全２３ 1982年01月

単著

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ドイツにおけるプロイセン・ブームと平行する形でさかんに研究されているカバレットのような軽文化の研究動向を紹介した。

フリッツ・ラング　―映像の魔術師ー

朝日新聞社「朝日ジャーナル」 24巻 （ 3号 ） 86-91 1982年01月

単著

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ラングの1920年代を論じたもの。無声映画の可能性を厳密に追究したラングの映像分析を通じて、映画芸術の開拓者の文化史上の意味を考えた。

ノヴァーリスと数学

日本独文学会「ドイツ文学」  （ 63号 ） 62-71 1979年10月

単著

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数学に関するノヴァーリスの思索に、純粋な形でノヴァーリス思想の独自性が反映していることを実証しようとしたもの。従来のノヴァーリス像を払拭しようとする試み。

綜合としてのカオス　－ノヴァーリスのなかの哲学者ー

理想社「理想」  （ ８月号 ） 73-84 1975年08月

単著

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哲学者としてのノヴァーリス像に焦点を合わせ。ドイツ観念論哲学者として独自の地平を開拓したノヴァーリス哲学について考察した。