著書 - 古田　和子

Imitation, Counterfeiting and the Quality of Goods in Modern Asian History. (DOI 10.1007/978-981-10-3752-8)

古田 和子　リンダ・グローブ　編著, Springer Singapore, SGP, 2017年10月

近現代東アジアと日本ー交流・相克・共同体

古田 和子, 中央大学出版部, 2016年11月

担当範囲: 3－24頁

地域史と世界史（MINERVA世界史叢書１）

古田 和子, ミネルヴァ書房, 2016年10月

担当範囲: 179－199頁

アジア経済史研究入門

古田 和子, 名古屋大学出版会, 2015年10月

担当範囲: 東アジア近現代Ⅰ

国際文化関係史研究

古田 和子, 東京大学出版会, 2013年04月

中国の市場秩序―１７世紀から２０世紀前半を中心に

古田 和子, 慶応義塾大学出版会, 2013年02月

中国経済史入門

古田 和子, 東京大学出版会, 2012年09月

担当範囲: 37-46

上海網絡与近代東亜-１９世紀后半期東亜的貿易与交流

古田 和子, 北京：社会科学出版社, 2009年05月

担当範囲: 253ｐ

グローバル・ヒストリーの挑戦

古田 和子, 山川出版社, 2008年08月

担当範囲: 114-125

東アジアの中の韓日交流（韓日共同研究叢書２０）

古田 和子, 韓国・ソウル、高麗大学校亜細亜問題研究所出版部, 2008年

担当範囲: 214-235

東アジアの中の日韓交流

古田 和子, 慶応義塾大学出版会, 2007年03月

担当範囲: 207-226

東アジアの経済・文化ネットワーク (翰林大学校アジア文化研究所学術叢書１５）

古田 和子, 太学社, 2007年

担当範囲: 231-253

日本およびアジア地域におけるエネルギー市場の歴史分析(慶應義塾大学経商連携21世紀ＣＯＥプログラム歴史分析班中間報告書）

古田 和子, 2006年03月

近代中国与世界　第二巻

古田 和子, 北京・社会科学文献出版社, 2005年01月

担当範囲: 492－508

Textiles in the Pacific, 1500-1900

古田 和子, Hampshire, UK: Ashgate Publishing Limited, 2005年

担当範囲: 191-220, 285-310

Japan, China, and the Growth of the Asian International Economy, 1850-1949

古田 和子, New York: Oxford University Press, 2005年

担当範囲: 23-48

比較史のアジア―所有・契約・市場・公正

古田 和子, 東京大学出版会, 2004年02月

担当範囲: 207-221

東北亜僑社網絡與近代中国

古田 和子, 台北：中華民国海外華人研究会, 2002年11月

担当範囲: 3－33

Commercial Networks in Modern Asia

S.Sugiyama, L.Grove, M.Tanimoto，K.Kimura，T.Hamashita，K.Furuta，M.H.Lin，K.C.Fok, S.Cochran, P.Post, N.Kagotani, S.Miki，T.Sakamoto, I.Brown，S.Chapman，A.Reid, Curzon Press, 2001年

担当範囲: 71-95

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近代アジアにおける流通ネットワークの実証研究として、1890年代初期の朝鮮貿易の事例を取り上げ、中国商人や日本商人の活動によって緊密な地域的経済連関が存在していたことを示した。

上海ネットワークと近代東アジア

東京大学出版会, 2000年10月

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19世紀後半に上海を中心に展開した交易の態様をネットワークの概念で捉え、その構造と変容を考察した。中国の市場秩序はあらゆるレベルに介在する仲介という制度によって私的に保証されており、こうした仲介の連鎖として存在した中国商人のネットワークは、国境を超えて日本や朝鮮の開港場にまで延びていた。本書は、数量データの解析も含めた上海ネットワークの実証分析をとおして、近代東アジアの経済秩序のあり方を論じた。

岩波講座世界歴史２３　アジアとヨーロッパ　1900年代―20年代

山内昌之・古田和子・黒田卓・竹沢泰子・早瀬晋三・中里成章・木村靖二・帯谷知可・柴宣弘・生駒雅則・酒井哲哉・坂本多加雄, 岩波書店, 1999年11月

担当範囲: 63-81

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20世紀への転換期の東アジアを「境域の経済秩序」という観点から検討した。大陸への進出を目指す日本が対応を迫られた相手は、清朝という国家ではなく、境域を支配する中国商人たちの経済秩序のあり方であったことを論じ、当該期の東アジアが交易圏や通貨圏の選択という深刻な課題に直面していたことを示した。

近代アジアの流通ネットワーク

杉山伸也・リンダ　グローブ・谷本雅之・木村健二・浜下武志・林満紅・古田和子・霍啓昌・シャーマン　コクラン・ピーター　ポスト・籠谷直人・北川勝彦・坂本勉・イアン　ブラウン・スタンリー　チャップマン・アンソニー　リード, 創文社, 1999年06月

担当範囲: 137-157

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近代アジアにおける流通ネットワークの実証研究。アジア史の領域では、歴史的な数量データを収集する作業は困難であることが多い。本論は19世紀後半の物流データを収集し、それを用いて上海を中心とした流通ネットワークの統計解析を試みた。

年報　近代日本研究１９　地域史の可能性――地域・日本・世界

駒込武・D.A.ファーニー・阿部武司・杉原薫・古田和子・山本有造・三谷博・所澤潤・L.S.ロバーツ・有馬学・竹内常善・W.W.ケリー, 山川出版社, 1997年11月

担当範囲: 111-135

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近代日本研究における一国史的アプローチを相対化し、地域史の可能性をさぐる作業。朝鮮の開港によって開始された初期の日朝二国間貿易は、中国と朝鮮との中継貿易としての実態を備えていたことを、上海側の統計を用いて数量的に示すとともに、日朝貿易を日本経済史の文脈だけでなく、東アジア地域史の枠組みのなかで検討することの必要性を指摘した。

過渡期としての1950年代

中村隆英・増田弘・楠精一郎・田中愛治・木村昌人・古田和子・宮崎正康・土持法一・林文・有田富美子, 東京大学出版会, 1997年09月

担当範囲: 125-153

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１９５０年代前半の日本はさまざまな意味において過渡期であった。戦前まで対中貿易の拠点であった大阪財界が、中国市場の喪失という国際政治状況の下で、経済自立か日米経済協力か、日中貿易促進か台湾・東南アジア市場かの間で揺れ動く様を明かにし、1950年代初期の過渡期の一断面を描いた。

日本イメージの交錯――アジア太平洋のトポス

山内昌之・鄭在貞・磯崎典世・並木頼寿・若林正丈・古田元夫・油井大三郎・ロナルド　P.トビー・三谷博・遠藤泰生・廣部泉・古田和子, 東京大学出版会, 1997年08月

担当範囲: 190-207

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歴史イメージはどのように形成されるのかという問題を、近代日本の東アジア・イメージの形成をとおして考察した。

中国理解講座　海から見た香港・横浜・上海――アジアの海域都市ネットワーク

濱下武志・許淑真・小風秀雅・伊藤泉美・符順和・曽徳深・林康弘・陳天璽・古田和子, （財）横浜市海外交流協会, 1997年06月

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アジアの海域都市として発展したきた香港・横浜・上海に視点をおいて、アジアの過去を振り返り将来を展望する。

20世紀アジアの国際関係　Ⅳ　国際システムの理論と実態

田中明彦・初瀬龍平・星野昭吉・猪口孝・古田和子・山影進・古城佳子・山本吉宣・Frances Lai, 原書房, 1995年11月

担当範囲: 87-106

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アジア域内の国際システムの理論的展開を検討する作業の一つとして、アジア交易圏論にかんする近年の研究動向を紹介した。アジア交易圏論の方法論的特徴をまとめ、それがアジア研究のパラダイム転換に果たした意義を論じるとともに、今後に残された課題を考察した。

講座現代アジア　第４巻　地域システムと国際関係

平野健一郎・若林正丈・古田和子・大橋英夫・竹田いさみ・田中恭子・石井明・小島朋之・高木誠一郎・田中明彦・浜下武志・鈴木薫・山影進, 東京大学出版会, 1994年12月

担当範囲: 51-76

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アジアにおける地域システムを論じたもの。アジアにおいて歴史的に展開していた交易と交流の態様をネットワークとして捉え、その構造と特徴を検討した。社会経済活動における仲介の連鎖やネットワークは、情報の獲得や不確実性の除去を実現するために重要な役割を果たしていたことを指摘した。

The State and Cultural Transformation: Perspectives from East Asia

Chen, Sun, Liu, Wei, Shen, Hirano, Narusawa, Furuta, Shiraishi, Uchida, Tamanoi, Yu, Hahn, Choi, Han, Pak, Ho, Sok, Chang, United Nations University Press, 1993年03月

担当範囲: 142-160

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国連大学「アジアからのパースペクティヴ」プロジェクトの研究成果として、中国、日本、韓国など東アジア各国の発展を国家と文化変容の視点から考察したもの。19世紀後半の日本の工業化過程における文化変容の検討を担当した。

年報　近代日本研究１４　明治維新の革新と連続

村田宏一郎・三谷博・福地惇・C.L.イェーツ・M.W.スティール・村瀬信一・鈴木淳・谷本雅之・古田和子・杉山伸也・広田照幸・斎藤修・坂本多加雄, 山川出版社, 1992年10月

担当範囲: 203-226

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アジア交易圏のなかに日本の開港を位置付ける試みである。日本における輸入額の首位を占めていたイギリス綿布の一定量は、上海における再輸出のネットワークにのって、中国商人の手で日本の開港場にもたらされていた事実を発掘し、それを数量的に実証した。

シリーズ世界史への問い　２生活の技術　生産の技術

川北稔・谷泰・前川和也・濱島敦俊・家島彦一・河村貞枝・斎藤修・古田和子・村岡健次・佐藤次高・川島昭夫・山田慶兒, 岩波書店, 1990年02月

担当範囲: 193-214

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生活の技術、生産の技術に焦点をあてて世界史を問い直す試みとして、国際市場への統合が加速する近代東アジアの地域社会を分析した。地域への技術移転の過程をとおして、受け手の社会構造の特徴を比較検討し、地域適応のパターンを分ける要因の一つとして、土着流通機構の重要性を指摘した。

Economic and Demographic Development in Rice Producing Societies (Proceedings for Tenth International Economic History congress, Lueven)

Hayami, Tsubouchi, Mizoguchi, Kito, Lee, Yi, Furuta, Liu, Hamashita, Shi, Sakurai, Sompop, Haji Mahmud, Kano, Von Niel, Boomgaard, Kawai, 1989年12月

担当範囲: 91-118

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第10回国際経済史学会（ルーベン）における「稲作社会の経済と人口」セッションの報告集。東アジアの経済発展の要因を稲作社会という視点から検討するもの。近代中国の農村社会における農民、市場、在来技術の検討を担当した。

中国蚕糸業の史的展開

小島淑男・古田和子・鈴木智夫・曽田三郎・奥村哲・田尻利・上山章・古山隆志・菊池敏夫, 汲古書院, 1986年03月

担当範囲: 6-14

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中国蚕糸業をテーマに開かれた中国近現代経済史シンポジウムの報告集。世界市場への参入によって、同時期に近代製糸業の導入を試みた中国と日本の社会的な対応過程を比較検討する。

叢書国際関係論のフロンティア第２巻　近代日本とアジア

平野健一郎・柳根鍋・初瀬龍平・容應萸・古田和子・許淑真・児野道子・黄昭堂・若林正丈・藤井昇三　, 東京大学出版会, 1984年04月

担当範囲: 73-101

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国際関係論史における近代日本とアジアの諸関係のなかで、経済の側面を考察した。19世紀末から20世紀初頭における上海都市部への近代製糸業の導入と定着のプロセスを分析した。