高橋 邦弘 (タカハシ クニヒロ)

Takahashi, Kunihiro

写真a

所属(所属キャンパス)

理工学部 (三田)

職名

名誉教授

HP

総合紹介 【 表示 / 非表示

  • 巨視的構造物の強度剛性に関する研究,ならびに物質の微視的階層構造を考慮した力学の展開を試みている.構造物の強度剛性については荷重経路U*解析を導入した構造計算を行っており,また,微視的な内部構造を有するmicromode materials の概念の理論展開と,その薄肉構造への応用を図っている.

経歴 【 表示 / 非表示

  • 1967年04月
    -
    1975年03月

    日産自動車株式会社

  • 1975年04月
    -
    1980年03月

    慶應義塾大学(工学部) ,助手

  • 1980年04月
    -
    1983年03月

    慶應義塾大学(工学部) ,専任講師

  • 1983年04月
    -
    1984年03月

    慶應義塾大学理工学部機械工学科 ,教室幹事

  • 1983年04月
    -
    1992年03月

    慶應義塾大学(理工学部) ,助教授

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学歴 【 表示 / 非表示

  • 1967年03月

    慶應義塾大学, 工学部, 機械工学科

    大学, 卒業

学位 【 表示 / 非表示

  • 工学 , 1974年03月

 

研究分野 【 表示 / 非表示

  • ものづくり技術(機械・電気電子・化学工学) / 材料力学、機械材料 (材料力学)

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • マイクロモード物質

  • 微視的連続体

  • 構造解析

  • 自動車車体

  • 薄肉構造

研究テーマ 【 表示 / 非表示

  • マイクロモード物質の概念の導入と薄肉構造への適用, 

    2003年
    -
    継続中

     研究概要を見る

    微視的な領域全体が,ある特定のモードで変形し,そのモードの量を変数とした連続体の概念を開発した.その具体例は薄肉断面部材であり,適用を試みている.また熱的なマイクロモードの概念も検討している.

  • 荷重経路U*解析による構造物中の荷重の流れ, 

    1998年
    -
    継続中

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    構造物内部の荷重の伝達を表現するU*値により,力の流れを表現する.応力では分からない構造法を示すことができる.

 

著書 【 表示 / 非表示

  • 弾性力学の基礎

    高橋 邦弘, (株)コロナ社, 1998年11月

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    弾性力学の基礎概念、すなわちひずみ、応力および構成式について、連続体力学の記述法を用いて解説した。

論文 【 表示 / 非表示

  • 指標U*の静電場問題への拡張とポーラス構造を有する層間絶縁膜の構造設計への応用

    宮川隼輔,大宮正毅,高橋邦弘

    日本機械学会論文集,A編 75 ( 756 ) 63-70 2009年

    研究論文(研究会,シンポジウム資料等), 共著, 査読有り

  • 分布荷重を受ける構造物における荷重経路解析

    松永拓也,中田達也,花里将史,高橋邦弘

    日本機械学会論文集,A編 2009年

    研究論文(研究会,シンポジウム資料等), 共著, 査読有り

  • Knee Air Bag Deployment and Behavior of Knee Joints

    'Ida,S.,Kurata,H.,Tsutsumi,H.,Sakakura,T.,Suzuki,N.,Tomatsu,T.,Takahashi,K.'

    Review of Automotive Engineering 29 ( 1 )  2008年01月

    研究論文(研究会,シンポジウム資料等), 共著, 査読有り

     概要を見る

    ニーエアバッグは衝突時に下肢を保護するとともに,乗員姿勢を適正化する役割がある.ニーエアバッグが下肢に接触する際の膝関節挙動を把握した.

  • 荷重経路の概念による構造物の最適化

    上村真人,八田良行,伊東周太,古賀義徳,櫻井俊彰,高橋邦弘

    日本機械学会論文集,A編 74 ( 737 ) 6〜12 2008年01月

    研究論文(研究会,シンポジウム資料等), 共著, 査読有り

     概要を見る

    指標U*を用いた荷重経路に関する構造最適化を行い,従来の最適構造と同様な構造を得たことによりU*の概念の正当性を示した.荷重伝達に着目することにより剛性および応力に関しても良好な結果となり,荷重伝達に着目する重要性を明らかにした.

  • 乗員傷害の分析によるSUVとセダンの前面衝突におけるコンパティビリティの検討

    関根康史,高橋邦弘

    自動車技術会論文集 39 ( 4 )  2008年

    研究論文(研究会,シンポジウム資料等), 共著, 査読有り

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KOARA(リポジトリ)収録論文等 【 表示 / 非表示

研究発表 【 表示 / 非表示

  • Compatibility between SUVs and Sedan-Type Vehicles

    'Y. Sekine, K. TAKAHASHI, H. Hayamizu, D. Kawamoto and D. Nakagawa'

    'ICRASH2006 Athens, Greece ', 

    2006年

    口頭発表(一般)

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    'SUVとセダンの衝突コンパティビリティーの検討のためには,フロントエンドから客室への入力経路を把握しておく必要がある.プラスチック製1/10精密模型の客室部に設置したロードセルによって客室入力を測定,このデータから客室入力の上下方向分布図,および2次元等高線分布図を作成し,客室入力を検討した.その結果, SUVと衝突したセダンでは,荷重を主としてドアベルトライン部で受け持つことが明らかとなった.'

  • Compatibility between SUVs and Sedan-Type Vehicles

    Icrash 2006, 

    2006年

    口頭発表(一般)

     概要を見る

    'Sekine, Y. *, Takahashi, K., Hayamizu, H., Kawamoto, D., and Nakagawa, D.'

  • Load Path Optimization and U* Structural Analysis for Passenger Car Compartments under Frontal Collision

    'T.Sakurai, J.Tanaka, A.Otani, C.Zhang, K.Takahashi'

    'International Body Engineering Conference, JSAE, Tokyo.', 

    2003年10月

    口頭発表(一般)

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    荷重経路U*解析を自動車衝突時の車体客室構造に適用した。経路は衝突と共に次第にフロアメンバーだけに一本化されることが判明した。またU*解析による最適化計算も行い,フロアメンバーとサイドシルを結ぶ部材の必要性が明かになった。

  • Atomistic Foundation of Solid Mechanics and Thermomechanics

    'K.Takahashi, Y.Yasui, M.Nakane'

    '5th Euromech Solid Mechanics Conference (ESMC), Thessaloniki.', 

    2003年08月

    口頭発表(招待・特別)

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    現実の連続体は原子の集合から成り立っており,その離散的構造を元に連続的釣合い方程式を導出した。原子の熱運動に基づいて,高次応力と熱の等価性,物体偶力と放射熱,慣性スピンと内部エネルギーの等価性の存在を

  • Airbag Deployment and Ocular Injuries of Occupants

    'T.Nakai, K.Suzuki, T.Tobari, H.Takahashi, N.Suzuki, R.Nakahama, Y.Takizawa, H.Yabe, K.Takahashi'

    'The 18th International Technical Conference on Enhanced Safety of Vehicles, JSAE, Nagoya', 

    2003年05月

    口頭発表(一般)

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    エアバッグ展開による眼球傷害の可能性について,豚眼を用いた実験,およびPAM/SAFEを用いたシミュレーションにより検討した。その結果,角膜内皮に傷害が起こるが,重篤な結果には至らないことを確認した。

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Works 【 表示 / 非表示

  • 衝突中の車体客室構造における荷重伝達経路の変動とU*解析

    松田 育磨,櫻井 俊彰,大谷 彰徳,張 成軍, 高橋 邦弘

    2003年05月
    -
    継続中

    その他, 共同

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    経路U*解析は静的かつ微小変形にしか適用できなかったが,衝突中のような,大変形,塑性かつ動的条件の元でも利用できることを,数値的,実験的に明かにした。

  • 構造解析シミュレーションにおける荷重伝達の新たな表現法とその適用例

    櫻井 俊彰,阿部 正俊,翁 祖栄, 高橋 邦弘

    2003年05月
    -
    継続中

    その他, 共同

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    経路U*解析の有効性を論ずるために,引っぱりを受ける孔開き平板のU*値を数値的に求めた。従来の応力集中から予測される荷重経路が孔の縁をとおり,孔を開けると荷重をよく通すという誤った結論を導くのに対し,U*値による経路はより合理性を有していることを確認した。

  • 大型トラックキャブのフロア振動に対するADAMSの適用とNASTRANによる負荷経路U*の解析

    櫻井 俊彰,星野 裕昭,阿部 正俊,高橋 邦弘

    2002年10月
    -
    継続中

    その他, 共同

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    機構解析プログラムADAMSをトラックキャブに適用し,振動計算を行った。その結果と経路U*解析の検討結果とをつき合わせて構造の不具合箇所を論じた。

  • 荷重伝達経路の概念を用いた大型トラック客室フロア部の振動低減に関する検討

    櫻井 俊彰,星野 裕昭, 高橋 邦弘

    2002年07月
    -
    継続中

    その他, 共同

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    経路U*解析なる構造評価方法をトラック客室構造に適用した。振動低減に関する検討に利用し,クロスメンバへ十分力が伝達されていないこと,これが構造の振動に悪影響のあることを明かにした。

  • 薄肉閉断面柱における第3の座屈:断面変形座屈

    今村 和彦,中村 仁志,田口 隆敏, 高橋 邦弘

    2001年08月
    -
    継続中

    その他, 共同

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    断面変形座屈において,開き断面柱については既にその存在することを理論的に予想してきた。しかし閉じ断面柱に関する断面変形座屈の存在は予想されていなかった。本研究はこの新たな座屈様式の存在を理論的に予想するものである。

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受賞 【 表示 / 非表示

  • ばね技術研究会賞学術賞

    高橋 邦弘, 1984年11月, ばね技術研究会

  • 自動車技術会賞学術賞

    高橋 邦弘, 1972年05月, 自動車技術会

  • 日産自動車社長賞

    高橋 邦弘, 1971年10月, 日産自動車株式会社

 

社会活動 【 表示 / 非表示

  • International Body Engineering Conference,General committee

    2000年12月
    -
    2002年04月
  • 自動車技術会 構造強度部門委員会

    2000年12月
    -
    2002年04月
  • 自動車技術会 LCE企画部会

    2000年12月
    -
    2002年04月
  • トラック構造等乗員保護対策検討委員会

    1996年11月
    -
    1997年10月
  • 日本材料学会

    1996年04月
    -
    継続中

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所属学協会 【 表示 / 非表示

  • 日本機械学会 第二出版部会, 

    1990年04月
    -
    継続中
  • 設計工学会, 

    1989年04月
    -
    継続中

委員歴 【 表示 / 非表示

  • 2000年12月
    -
    2002年04月

    委員, International Body Engineering Conference,General committee

  • 2000年12月
    -
    2002年04月

    委員長, 自動車技術会 構造強度部門委員会

  • 2000年12月
    -
    2002年04月

    委員, 自動車技術会 LCE企画部会

  • 1996年11月
    -
    1997年10月

    委員, トラック構造等乗員保護対策検討委員会

  • 1996年04月
    -
    継続中

    正会員, 日本材料学会

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