研究者詳細 - 南宮　湖

総説・解説等 - 南宮　湖

分割表示 186 件中 1 - 20 件目／全件表示 >>

COVID-19疾患感受性遺伝子DOCK2の重症化機序を解明

南宮湖, 福永興壱

臨床免疫・アレルギー科（(有)科学評論社） 79 （ 3 ） 332 - 338 2023年03月

ISSN 1881-1930

【COVID-19重症化・後遺症のメカニズム　免疫応答の個人差がみえてきた】COVID-19重症化の遺伝的背景

南宮湖, 福永興壱

実験医学（(株)羊土社） 41 （ 4 ） 509 - 514 2023年03月

ISSN 0288-5514

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は無症候性感染から重症例・死亡例に至るまでさまざまな臨床経過をたどる.この要因として,病原体側の因子以外に宿主因子が注目され,世界中で研究が進められている.I型IFNに対する中和自己抗体やCOVID-19 Host Genetics InitiativeによるメタGWASによる疾患感受性遺伝子の同定が報告されてきた.日本においても100以上の病院が参加したコロナ制圧タスクフォースによりGWASが実施され,DOCK2を同定した.さらに,DOCK2はCOVID-19の重症化のマーカーとなるだけでなく,COVID-19の治療標的となることが見出された.(著者抄録)

肺MAC症の病型に関連する細菌側因子のGWASによる探索

矢野大和, 有川健太郎, 西内由紀子, 三澤可奈, 西村知泰, 大田篤, 丸山史人, 三木真理, 阿戸学, 長谷川直樹, 木田博, 南宮湖, 北田清悟, 岩本朋忠

日本細菌学雑誌（日本細菌学会） 78 （ 1 ） 82 - 82 2023年02月

ISSN 0021-4930

【Priority Pathogen List(PPL)に取り上げられる耐性菌】非結核性抗酸菌

森田篤帆, 南宮湖, 長谷川直樹

臨床と微生物（(株)近代出版） 50 （ 1 ） 067 - 073 2023年01月

ISSN 0910-7029

尿酸とCOVID-19　コロナ制圧タスクフォースによる日本人COVID-19重症化宿主因子の同定の試み　日本人COVID-19集団における尿酸の役割

南宮湖

日本痛風・尿酸核酸学会総会プログラム・抄録集（(一社)日本痛風・尿酸核酸学会） 56回 66 - 66 2023年01月

Enterococcus faecalis菌血症において質量分析器における血液培養陽性ボトルからの直接同定法が抗菌薬選択に及ぼす影響

木村陽菜, 上蓑義典, 猪狩嘉孝, 鮫島朱里, 加藤藍, 青木渉, 石原治, 永田美香, 猪瀬里夏, 宇野俊介, 南宮湖, 長谷川直樹, 松下弘道

日本臨床微生物学会雑誌（(一社)日本臨床微生物学会） 33 （ Suppl.1 ） 266 - 266 2022年12月

ISSN 2434-866X

【新型コロナウイルスと闘う最前線】パンデミック下における臨床研究の進め方

石井誠, 南宮湖, 福永興壱

BIO Clinica （(株)北隆館） 37 （ 13 ） 1178 - 1182 2022年12月

ISSN 0919-8237

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック下で臨床研究を推進することは,最前線で診療にあたる臨床医や患者にとって負担が大きく,容易なことではない。筆者は,COVID-19の流行初期よりCOVID-19診療チームのサブリーダーとして診療に携わる一方で,このパンデミック下において,多くの臨床医や基礎研究者のサポートを得ながら,チームとしてCOVID-19の各種の多施設共同臨床研究にたずさわってきた。本稿では,筆者が関わってきたこれらの研究に関して紹介したい。(著者抄録)

Incidence of hepatotoxicity associated with addition of immune checkpoint blockade to systemic solid tumor therapy: a meta-analysis of phase 3 randomized controlled trials

Yu Fujiwara, Nobuyuki Horita, Matthew Harrington, Ho Namkoong, Hirotaka Miyashita, Matthew D. Galsky

CANCER IMMUNOLOGY IMMUNOTHERAPY （SPRINGER） 71 （ 12 ） 2837 - 2848 2022年12月

ISSN 0340-7004

Hepatotoxicity is a major immune-related adverse event that may become life-threatening. The impact of adding immune checkpoint blockade (ICB) to systemic therapy on the incidence of hepatotoxicity remains unknown. We performed a systematic review and meta-analysis to compare the incidence of hepatotoxicity among patients with cancer who received therapy with and without addition of ICB. PubMed, Embase, Web of Science, and Cochrane Library were searched to select phase 3 randomized controlled trials (RCTs) evaluating the effect of adding ICB to systemic therapy, placebo, or supportive care. The odds ratio (OR) of any grade and grade 3-5 hepatitis, elevations in aspartate aminotransferase (AST), and alanine aminotransferase (ALT) was pooled for meta-analysis. 43 RCTs with 28,905 participants were analyzed. Addition of ICB increased the incidence of hepatitis (any grade: OR, 2.13, 95% confidence interval [CI] 1.52-2.97, grade 3-5: OR, 2.66, 95% CI 1.72-4.11), elevated AST (any grade: OR, 2.16, 95% CI 1.73-2.70, grade 3-5: OR, 2.72, 95% CI 1.86-3.99), and elevated ALT (any grade: OR, 2.01, 95% CI 1.59-2.54, grade 3-5: OR, 2.40, 95% CI 1.62-3.55). Subgroup analysis based on the ICB mechanism revealed no significant heterogeneity among each mechanism for hepatitis (any Grade: I-2 = 11.1%, p for heterogeneity = 0.32, grade 3-5: I-2 = 0%, p = 0.48). Adding ICB to systemic therapy increases the incidence of hepatotoxicity regardless of the mechanism of ICB. Hepatotoxicity is common and vigilant monitoring of liver function is required during ICB therapy for patients with cancer.

Access to Document (DOI)

Incidence of hepatotoxicity associated with addition of immune checkpoint blockade to systemic solid tumor therapy: a meta-analysis of phase 3 randomized controlled trials

Yu Fujiwara, Nobuyuki Horita, Matthew Harrington, Ho Namkoong, Hirotaka Miyashita, Matthew D. Galsky

Cancer Immunology, Immunotherapy 71 （ 12 ） 2837 - 2848 2022年12月

ISSN 0340-7004

Hepatotoxicity is a major immune-related adverse event that may become life-threatening. The impact of adding immune checkpoint blockade (ICB) to systemic therapy on the incidence of hepatotoxicity remains unknown. We performed a systematic review and meta-analysis to compare the incidence of hepatotoxicity among patients with cancer who received therapy with and without addition of ICB. PubMed, Embase, Web of Science, and Cochrane Library were searched to select phase 3 randomized controlled trials (RCTs) evaluating the effect of adding ICB to systemic therapy, placebo, or supportive care. The odds ratio (OR) of any grade and grade 3–5 hepatitis, elevations in aspartate aminotransferase (AST), and alanine aminotransferase (ALT) was pooled for meta-analysis. 43 RCTs with 28,905 participants were analyzed. Addition of ICB increased the incidence of hepatitis (any grade: OR, 2.13, 95% confidence interval [CI] 1.52–2.97, grade 3–5: OR, 2.66, 95% CI 1.72–4.11), elevated AST (any grade: OR, 2.16, 95% CI 1.73–2.70, grade 3–5: OR, 2.72, 95% CI 1.86–3.99), and elevated ALT (any grade: OR, 2.01, 95% CI 1.59–2.54, grade 3–5: OR, 2.40, 95% CI 1.62–3.55). Subgroup analysis based on the ICB mechanism revealed no significant heterogeneity among each mechanism for hepatitis (any Grade: I2 = 11.1%, p for heterogeneity = 0.32, grade 3–5: I2 = 0%, p = 0.48). Adding ICB to systemic therapy increases the incidence of hepatotoxicity regardless of the mechanism of ICB. Hepatotoxicity is common and vigilant monitoring of liver function is required during ICB therapy for patients with cancer.

Access to Document (DOI)

【肺炎の最近の動向-感染症から特殊な肺炎まで】抗酸菌症(結核・非結核性抗酸菌症)

南宮湖

カレントテラピー（(株)ライフメディコム） 40 （ 11 ） 1059 - 1065 2022年11月

ISSN 0287-8445

結核は,経年的には減少傾向にあった.2021年の統計では低蔓延国の基準を満たしたが,臨床病型は多様であり,常に鑑別に入れて,日常診療にあたる必要がある.近年,生物学的製剤が多く使用されるようになり,呼吸器を専門としない医師にとっても潜在性結核感染症の治療を実施する機会が増えており,発病リスクを評価したうえで,適切に管理することが重要である.(著者抄録)

【感染症のデータサイエンスいかに感染を制御するのか?どうやって治療をデザインするのか?】COVID-19の宿主要因

南宮湖, 岡田随象

実験医学（(株)羊土社） 40 （ 13 ） 2095 - 2101 2022年08月

ISSN 0288-5514

COVID-19の病態の違いに、集団が有する遺伝的背景の違いが影響しているのではないかと考えられ、大規模な国際コンソーシアムによりCOVID-19の宿主因子を探索する研究が世界中で展開されている。これまでに、I型IFN関連遺伝子の変異やI型IFNに対する中和自己抗体が重症化に寄与することに加え、国際コンソーシアムによるメタGWASにより多数の疾患感受性遺伝子が同定されてきた。日本国内でも、アジア最大のバイオレポジトリーとなったコロナ制圧タスクフォースのGWASにより、COVID-19の重症化遺伝子としてDOCK2が同定され、COVID-19の有望な治療標的となることが期待される。(著者抄録)

臨床実習前の「感染対策」の教育と技能評価のOSCEの導入についての検証

宇野俊介, 春田淳志, 増谷瞳, 堀周太郎, 岩崎容明, 瀬山翔史, 荒美幸, 田村祐子, 内田翔, 南宮湖, 上蓑義典, 三木田馨, 高野八百子, 長谷川直樹, 門川俊明

医学教育（(一社)日本医学教育学会） 53 （ Suppl. ） 203 - 203 2022年07月

ISSN 0386-9644

非結核性抗酸菌症の臨床1 難治性肺Mycobacterium avium/intracellulare(MAI)症に対するアミカシンリポソーム吸入懸濁液導入例の検討

森田篤帆, 南宮湖, 李昊, 田中拓, 楠木竜也, 小川卓範, 阿瀬川周平, 中川原賢亮, 加治正憲, 鎌田浩史, 石井誠, 福永興壱, 長谷川直樹

結核（(一社)日本結核・非結核性抗酸菌症学会） 97 （ 4 ） 72 - 72 2022年06月

ISSN 0022-9776

広域抗菌薬に対するタイムアウト「KAERUプロジェクト」の効果

瀬山翔史, 池谷修, 内田翔, 宇野俊介, 南宮湖, 上蓑義典, 尾原秀明, 荒美幸, 高野八百子, 長谷川直樹

日本環境感染学会総会プログラム・抄録集（(一社)日本環境感染学会） 37回 O50 - 1 2022年06月

広域抗菌薬に対するタイムアウト「KAERUプロジェクト」の効果

瀬山翔史, 池谷修, 内田翔, 宇野俊介, 南宮湖, 上蓑義典, 尾原秀明, 荒美幸, 高野八百子, 長谷川直樹

日本環境感染学会総会プログラム・抄録集（(一社)日本環境感染学会） 37回 O50 - 1 2022年06月

当院で分離されたカルバペネム耐性緑膿菌に対するimipenem/relebactamの薬剤感受性試験の評価

青木渉, 上蓑義典, 三澤可奈, 宇野俊介, 南宮湖, 長谷川直樹, 村田満

日本化学療法学会雑誌（(公社)日本化学療法学会） 70 （ Suppl.A ） 272 - 272 2022年05月

ISSN 1340-7007

COVID-19 特徴的臨床像日本人COVID-19患者における呼吸器細菌感染合併症例の臨床的特徴の検討

中川原賢亮, 鎌田浩史, 大竹史朗, 田中拓, 福島貴大, 李昊, 渡瀬麻友子, 楠本竜也, 正木克宜, 南宮湖, 中鉢正太郎, 石井誠, 長谷川直樹, 金井隆典, 福永興壱, コロナ制圧タスクフォース

日本呼吸器学会誌（(一社)日本呼吸器学会） 11 （増刊） 155 - 155 2022年04月

ISSN 2186-5876

【1ページでわかる内科疾患の診療ノート-"あたりまえ"のなかにある大事な視点】(第5章)感染症肺非結核性抗酸菌症

南宮湖

内科（(株)南江堂） 129 （ 4 ） 749 - 753 2022年04月

ISSN 0022-1961

＜文献概要＞非結核性抗酸菌(nontuberculous mycobacteria:NTM)は土壌や水の周りに存在する環境常在菌である.周辺環境の土壌,自宅のシャワーヘッドや水道管などに定着している菌株と感染患者の喀痰から検出した菌株の遺伝子が一致するとの報告が散見される.NTMはヒト-ヒト感染をしないと考えられており,肺NTM症は環境が感染源となり,NTMを含むエアロゾルを吸入することにより経気道的に感染し,発症すると考えられる.肺NTM症の主なガイドラインとして,日本結核病学会と日本呼吸器学会の合同発表である「肺非結核性抗酸菌症化学療法に関する見解-2012年改訂」と2020年の米国胸部学会(ATS)/欧州呼吸器学会(ERS)/欧州臨床微生物感染症学会(ESCMID)/米国感染症学会(IDSA)の公式ステートメントが現在発表されている.これらのガイドラインでは,肺NTM症の大多数を占める肺Mycobacterium avium complex(MAC)症の治療に関して,RFP・EB・CAMの3剤による標準的な治療法を提示しているが,臨床医が現場で困ることはこれらのガイドラインには書かれていないことも多い.

COVID-19患者における入院後24-48時間後の胸部レントゲン所見増悪の重要性

楠本竜也, 中鉢正太郎, 南宮湖, 田中拓, 李昊, 福島貴大, 大竹史朗, 中川原賢亮, 渡瀬麻友子, 正木克宜, 鎌田浩史, 石井誠, 長谷川直樹, 金井隆典, 福永興壱

日本呼吸器学会誌（(一社)日本呼吸器学会） 11 （増刊） 310 - 310 2022年04月

ISSN 2186-5876

COVID-19のいわゆる後遺症に関するシンポジウムわが国における新型コロナウィルス感染症の遷延症状について

寺井秀樹, 南宮湖, 石井誠, 福永興壱

日本呼吸器学会誌（(一社)日本呼吸器学会） 11 （増刊） 49 - 49 2022年04月

ISSN 2186-5876

　前のページ - 次のページ　

南宮 湖

総説・解説等 - 南宮 湖

南宮　湖

総説・解説等 - 南宮　湖