論文 - 小原　京子

平成１９年度研究進捗状況報告：日本語フレームネット班（フレーム意味論とコーパスデータに基づく日本語語彙情報資源「日本語フレームネット」の構築）

斎藤　博昭、藤井聖子、小原 京子

特定領域研究「日本語コーパス」平成19年度公開ワークショップ（研究成果報告会）予稿集 （文部科学省科学研究費特定領域研究「代表性を有する大規模日本語書き言葉コーパスの構築：21世紀の日本語研究の基盤整備」）     121-124 2008年03月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

平成１９年度研究進捗状況報告：日本語フレームネット班（フレーム意味論とコーパスデータに基づく日本語語彙情報資源「日本語フレームネット」の構築）

斎藤　博昭、小原 京子、藤井　聖子

特定領域研究「日本語コーパス」平成19年度全体会議予稿集 （文部科学省科学研究費特定領域研究「代表性を有する大規模日本語書き言葉コーパスの構築：21世紀の日本語研究の基盤整備」）     51-58 2007年09月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

「日本語フレームネットに基づく意味役割推定」

肥塚真輔, 岡本紘幸, 斎藤博昭, 小原 京子

『自然言語処理』 14 （ 1 ） 43-66 2007年01月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

日本語フレームネット概要

小原 京子、石崎俊、大堀壽夫、斎藤博昭、鈴木亮子、藤井聖子

日本認知言語学会論文集 （日本認知言語学会）  5   613-616 2005年09月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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カリフォルニア大学バークレー校において開発中のフレームネットプロジェクト (The FrameNet Project, 以下FN)との連携のもとに2002年から始めた日本語フレームネットプロジェクト (The Japanese FrameNet Project, 以下JFN)について概観した。

言語処理を取り入れた英語学習者向けディベート支援環境の構築

岡本　紘幸, 肥塚　真輔, 曽我　真也, 西岡　伸紘, 滝本　湖, 小原 京子, 斎藤　博昭

言語処理学会第11回年次大会発表論文集 （言語処理学会）  2005年03月

研究論文（その他学術会議資料等）, 共著, 査読有り

日本語フレームネット：意味タグ付きコーパスの試み

小原 京子, 大堀　壽夫, 鈴木　亮子, 藤井　聖子, 斎藤　博昭, 石崎　俊

言語処理学会第11回年次大会発表論文集 2005年03月

研究論文（その他学術会議資料等）, 共著, 査読有り

A New E-learning Paradigm through Annotation Operations

SAITO, H., OHARA KYOKO, Sato, K., K.Ito, K., Hizuka, S., Soga, M., Nishino, T., Nomura, Y., Shirakawa, H., Okamoto, H.

Proceedings for the International Workshop of eLearning for Computational Linguistics and Computational Linguistics for eLearning in COLING 2004    86-89 2004年08月

研究論文（国際会議プロシーディングス）, 共著, 査読有り

The Japanese FrameNet Project: An introduction

小原 京子、藤井聖子、大堀壽夫、鈴木亮子、斎藤博昭、石崎俊

LREC 2004. Fourth international conference on Language Resources and Evaluation. Proceedings of the Satellite Workshop "Building Lexical Resources from Semantically Annotated Corpora".    9-11 2004年05月

研究論文（国際会議プロシーディングス）, 共著, 査読有り

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日本語フレームネットプロジェクトについての概要、プログレスレポートおよび日本語移動動詞分析の一部の紹介。英語フレームネットで英語分析のために考案された意味役割では日本語移動動詞の分析、意味記述には不十分であることを指摘した。研究プロジェクト代表者およびfirst authorとして、論文執筆全般を担当。

The Japanese FrameNet Project: A Preliminary Report

小原 京子、藤井聖子、斎藤博昭、石崎俊、大堀壽夫、鈴木亮子

Proceedings of the Pacific Association for Computational Linguistics 2003 (PACLING 2003).    249-254 2003年08月

研究論文（国際会議プロシーディングス）, 共著, 査読有り

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2002年7月より開始された、慶應義塾大学および東京大学の共同研究者から成る日本語フレームネットプロジェクトについての概要およびパイロットスタディにおける、言語コミュニケーション関連の日本語動詞分析の一部の紹介。研究プロジェクト代表者およびfirst authorとして、概要および論文全体の編集を担当。

翻訳ソフトと英語論文執筆

小原　京子

『計測と制御』 41 （ 10 ） 753-757 2002年10月

研究論文（学術雑誌）, 単著,  ISSN  0455-4662

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翻訳ソフトを使った英語論文執筆を考えている学生と研究指導者を対象に、日本人に共通する英語論文執筆上の問題点を言語学的観点から指摘した。さらに、翻訳ソフトによる日本語論文の英訳実例を示して翻訳ソフトの現状と課題を解説すると共に、日本人に共通する英作文上の問題点が翻訳ソフトを用いることにより解決されるかを検討し論じた。

Linguistic encodings of motion events in Japanese and English: A preliminary look

小原　京子

『慶應義塾大学日吉紀要　英語英米文学』  （ 41 ） 122-153 2002年09月

研究論文（大学，研究機関等紀要）, 単著

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英語と日本語の物語とそれらの翻訳を題材に、両言語における空間移動表現の比較対照を行った。その際に、Talmyの類型意味論とSlobinの“Thinking for Speaking”仮説が両言語の類似点、相違点を説明することができるかを検討した。

日本語の空間移動表現とThinking for Speaking仮説

小原　京子

『日本認知科学会第19回大会発表論文集』 （日本認知科学会）     98-99 2002年06月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 単著, 査読有り

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ある事象を言語化する際に話し手が注目しなければならない点に関して類型論的な異同があるとするSlobinの“Thinking for speaking”仮説を、主に英語の物語とその日本語訳に現われる登場人物の空間移動表現を題材に検討し、Slobinの仮説を修正する必要があることを指摘した。

機械翻訳から見た日本語

小原　京子

『専門日本語教育研究』  （ 3 ） 5-8. 2001年11月

研究論文（学術雑誌）, 単著,  ISSN  1345-1995

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機械翻訳システムの概要を説明した上で、機械翻訳から見た日本語の特徴について述べた。その際、日英機械翻訳の処理過程と、英日機械翻訳システムのアウトプットと翻訳家による日本語訳との比較の2つの観点から、日本語の特徴を指摘した。

関係節から文接続へ：現代日本語にみる文法化と意味変化

小原　京子

『日本認知科学会第１7回大会発表論文集』    216-217 2000年07月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 単著, 査読有り

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いわゆる主要部内在型関係節構文(IHR構文)が逆接構文として再分析されつつあると言う仮説を立てることにより、現代日本語ではIHR文の出現頻度が低いこと、ほとんどのIHR文で形式名詞「の」に後続する格助詞が主格と与格であることが説明できることを提案した。

Cognitive and structural constraints on motion descriptions: Observations from Japanese and English

小原　京子

Proceedings of the 2nd International Conference on Cognitive Science.    994-997 1999年07月

研究論文（国際会議プロシーディングス）, 単著, 査読有り

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Talmyの類型意味論とSlobinの“Thinking for Speaking”仮説の立場から、英語と日本語の空間移動表現の比較対照を行った。査読付き国際会議論文。

A constructional approach to Japanese　internally headed relativization

カリフォルニア大学バークレー校博士論文 1996年03月

学位論文（博士）, 単著

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日本語の主要部内在型関係節構文について、構文理論の枠組みを用いて、類型論的、形式的、意味的、機能的、歴史的側面から論じた。従来の枠組みでは記述や説明ができないこの構文の特徴が構文理論の枠組みでは記述説明できることを示し、構文理論が日本語分析に有効であることを論じた。

What's in a place? Extended uses of a physical-world noun in Japanese

Berkeley Linguistics　Society  （ 21 ） 237-251 1995年02月

研究論文（国際会議プロシーディングス）, 単著, 査読有り

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現代日本語の形式名詞「ところ」を含む様々な構文の意味・機能について考察し、時の「ところだ」構文と背景設定の「ところ」構文は、歴史的に「ところ」の名詞的用法から 主観化という意味変化を伴う文法化によって派生した構文であるという仮説を提案した。

An event-reporting relative　construction in Japanese

Berkeley Linguistics　Society  （ 20. ） 260-272 1994年02月

研究論文（国際会議プロシーディングス）, 単著, 査読有り

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主要部内在型関係節構文の形式的・意味論的・語用論的特徴について報告し、これらの相関関係を明らかにした。さらに同様の機能を持つ英語構文との対照分析を行った。

An event-reporting relative construction in Japanese

Berkeley Linguistics Society  （ 20 ） 260-272 1994年02月

研究論文（国際会議プロシーディングス）, 単著, 査読有り

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主要部内在型関係節構文の形式的・意味論的・語用論的特徴について報告し、これらの相関関係を明らかにした。さらに同様の機能を持つ英語構文との対照分析を行った。

Subordinate Clauses in Modern Irish

Working Papers in　Linguistics vol. 1   107-127 1993年

単著

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現代アイルランド語の三種類の形態素、aL-形態素、aN-形態素、go-形態素について、機能と分布を分析し、従来の分析では不十分であることを指摘し新たな分析を提案した。さらに、同じ形態素を三種類の従属節に用いる点でアイルランド語と日本語は共通し、英語とは対照的であることを報告した。