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多様な動的挙動生成に向けた多様解導出システムの基礎研究

松井俊太郎,佐藤浩一郎,松岡由幸

[Domestic presentation]  日本デザイン学会　第58回研究発表大会 (千葉) , 

2011.06

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Oral presentation (general)

　View Summary

デザイン上流過程における大域的なデザイン解探索の支援のため、創発の概念に基づく多様解導出システムが提案されている。同システムは静的な人工物デザインに適用され、多様なデザイン解導出に対する有効性が確認されている。静的な人工物デザインに加えて、多様な動的挙動の生成が可能となれば、動的な人工物デザインへの発展が期待できる。このような背景から、多様解導出システムにおけるボトムアップ過程を用いて、多様な動的挙動を生成可能なアルゴリズムを提案した。さらに、提案したアルゴリズムを用いて多様な挙動が生成可能であることを示した。

創発を利用した電子スケッチブック構想

宮田悟志,松岡由幸

[Domestic presentation]  日本デザイン学会　第58回研究発表大会 (千葉) , 

2011.06

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Oral presentation (general)

　View Summary

創発は、自明な局所ルールからボトムアップ的に非自明な大域現象が生成される性質であり、実世界システムの有する特性として注目されている。また、デザイン分野においても、創発はデザイン手法の新たなパラダイムとして期待されている。筆者らは、形状生成へ創発を適用する基礎研究をこれまで行ってきた。本稿ではその応用の一つとして、スケッチを描く事と、その構造力学的な挙動の観察が同時に行える電子スケッチブック構想について述べる。

ロバストデザイン概論 －安全な社会とものづくりのために－

加藤健郎,木村優,松岡由幸

[Domestic presentation]  日本デザイン学会　第58回研究発表大会 (千葉) , 

2011.06

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Oral presentation (general)

　View Summary

多様な環境において製品の頑強な機能を確保するための方法論であるロバストデザインの必要性は高まってきている。ロバストデザイン（特にタグチメソッド）は、製品の機能のばらつきを低減する方策として最も有名な手法の１つである。しかし、ロバストデザインに関する研究は計算効率に主眼を置く傾向があるため、ロバスト性評価の正確性の低減が懸念される。本稿では、ロバストデザインの歴史と近年の動向を紹介するとともに、ロバストデザイン研究における課題と、同研究における今後の方針について考察した。

最適可変域を導出するロバストデザイン法の構築とその事例適用

木村優、加藤健郎、松岡由幸

[Domestic presentation]  日本機械学会、関東学生会卒業研究発表講演会 (横浜) , 

2011.03

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Oral presentation (general)

　View Summary

従来のロバストデザイン法は、デザイナが設定可能な因子（制御因子）をある値に定めた状態で製品の機能安定性（ロバスト性）評価を行う。このため、製品使用時にユーザが自由に調整できるような制御因子を持つ設計問題には適用できない。本研究では、ユーザが自由に調整できる制御因子を可変制御因子と新たに定義し、最適可変域を導出するロバストデザイン法を構築した。さらに、それを事例適用し有効性を確認した。

場の概念に関する学術領域間の比較とそれに基づくデザイン場の考察

川西翔樹、氏家良樹、松岡由幸

[Domestic presentation]  日本機械学会、関東支部講演会 (横浜) , 

2011.03

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Oral presentation (general)

多空間デザインモデルに基づくエルゴデザイン法

北村武士、氏家良樹、松岡由幸

[Domestic presentation]  日本機械学会、関東支部講演会 (横浜) , 

2011.03

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Oral presentation (general)

多様解導出システムにおける形状変換法の提案

水町悠貴、佐藤浩一郎、松岡由幸

[Domestic presentation]  日本機械学会、関東学生会卒業研究発表講演会 (横浜) , 

2011.03

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Oral presentation (general)

　View Summary

設計上流過程において必要とされる多様解を導出可能な多様解導出システムが提案されている。本研究では、多様解導出システムにより導出される解の多様性保持のために強度を満足化する形状変換法を提案し、その有効性を検証した。

タイムアクシス・デザインモデルの定式化とその応用

高野修治、佐藤浩一郎、松岡由幸

[Domestic presentation]  日本機械学会、関東支部講演会 (横浜) , 

2011.03

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Oral presentation (general)

形状情報の表示技法とデザイン発想

伊豆裕一、松岡由幸

[Domestic presentation]  日本機械学会、関東支部講演会 (横浜) , 

2011.03

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Oral presentation (general)

　View Summary

本研究では、商品の概念やイメージを現視化するデザイナーの発想方法に注目し、デザイナーが活用するスケッチの役割を分析した。比較分析実験により、スケッチの表示技術と、発想数の関係を分析した。また、デザイン理論のフレームワークである多空間デザインモデルに基づき分析を行った。その結果、表示技法の役割として抽象度の高いキーワードから属性要素への変換機能と、構造属性から外観属性への展開機能が示唆された。

Generation of diverse dynamic behaviors using the emergent design system

Koichiro Sato, Kenjiro Takemura, Yoshiyuki Matsuoka

[International presentation]  International Conference on research into Design 2011 (Bengaluru) , 

2011.01

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Oral presentation (general)

　View Summary

本研究では、創発の概念に基づく創発設計システムを、人工物の構造のみならず、動的な挙動を生成可能なシステムにと拡張した。同システムのボトムアップ過程において生成された形状をバネおよびダンパにより接続された2次元質点系へと変換し、これの動的挙動を解析することにより、多様な挙動を生成可能であることを示した。

Multispace Design Model as Framework for Design Science towards Integration of Design

Yoshiyuki Matsuoka

[International presentation]  International Conference on Design Engineering and Science 2010 (Tokyo) , 

2010.11

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Oral presentation (keynote)

　View Summary

細分化されたデザインの統合に向けたデザイン科学の枠組みとしての多空間デザインモデルを解説した。また、デザインの文脈、今後の展望を述べるとともに、同モデルを用いた研究紹介を行い、デザイン行為を説明するための基盤となる可能性についても概説した。pp48-51

Environmental Adaptability of Emergent Dynamical Behavior Design

Toru Nagata, Kenjiro Takemura, Koichiro Sato, Yoshiyuki Matsuoka

[International presentation]  The 14th International Conference on Mechatronics Technology (Osaka) , 

2010.11

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Oral presentation (general)

　View Summary

本研究においては、超多自由度の動的システムの制御に向けて、生物の創生過程に見られる創発の概念を用いた制御方法を示した。242の自由度を持つ動的システムを用いて本方法の有効性を検証した結果、様々な外乱（環境）に対してシステムの動的な挙動を制御可能であることを示した。

多空間デザインモデルに基づくデザイン法の提案とその適用

浅沼尚，氏家良樹，佐藤浩一郎，松岡由幸

[Domestic presentation]  Designシンポジウム2010 (東京) , 

2010.11

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Oral presentation (general)

　View Summary

本研究では、デザインにおける包括的な観点を導入したデザイン展開を発想法と分析法の適切な活用により実行可能なデザイン法を提案した。さらに、場の特性が異なる二つの事例（アイウェア、オフィス・ファニチャ）に適用し、その有効性を示した。

可変制御因子に対応するロバスト設計法

加藤健郎，松岡由幸

[Domestic presentation]  日本機械学会、 第20回設計工学・システム部門講演会 (東京) , 

2010.10

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Oral presentation (general)

　View Summary

本研究では、複数の可変制御因子に対応するロバスト設計法を提案した。さらに、提案した設計法を数値事例に適用することにより、評価点を徐々に増加させる本設計法の妥当性と、設計問題に応じて可変制御因子の関係性を独立と従属で使い分ける必要性が示唆された。

位相最適化法における設計領域と解の関係解析

森川洋，佐藤浩一郎，松岡由幸

[Domestic presentation]  日本機械学会、 第20回設計工学・システム部門講演会 (東京) , 

2010.10

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Oral presentation (general)

　View Summary

本研究では、基本的な2次元片持ち梁に対して、多様解導出システムで得られた部分設計領域からの創発解と、従来の位相最適化法で用いられる全設計領域からの従来解の導出過程を比較した。その結果、部分設計領域では、全設計領域で見られる密度分布の拡散が起こらないため、剛性の高い創発解が導出されることが示された。

デザイン統合に向けたデザイン科学の枠組み：多空間デザインモデル

松岡由幸

[Domestic presentation]  日本機械学会、2010年度年次大会 (名古屋) , 

2010.09

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Oral presentation (general)

　View Summary

デザイン統合に向けたデザイン科学の枠組みとしての多空間デザインモデルを解説した。また、同モデルを用いることにより、デザイン行為やデザイン対象を構造的に分類，整理し，情報の共有，知の抽出などの基盤となる可能性についても概説した。

Analysis of the Shape Feature Emerging from the Combination of Geometric Elements

Shoki Kawanishi,Yoshiki Ujiie,Yoshiyuki Matsuoka

[International presentation]  The 14th International Conference on Geometry and Graphics (Kyoto) , 

2010.08

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Oral presentation (general)

　View Summary

デザインは学際的な分野であり、特に視覚デザインでは知覚心理学などで得られた知見が多く活用されている。本研究では、場の影響を受ける視覚特性に関する知見を得るため、図の組み合わせから発現する形状特徴についての実験および解析を行った。

Emergent Design of Dynamical Behavior

Toru Nagata, Kenjiro Takemura, Koichiro Sato, Yoshiyuki Matsuoka

[International presentation]  2010 IEEE/ASME International Conference on Advanced Intelligent Mechatronics (Canada) , 

2010.07

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Oral presentation (general)

　View Summary

本研究においては、創発の概念を用いた制御方法による超多自由度の動的システムの制御を目的とした。242の自由度を持つ動的システムを用いて、異なる振動数の振動を動的システムに与えた場合でも、ロバストな制御が行えることを示した。

デザインおよび他の学問分野における場の概念

川西翔樹,松岡由幸

[Domestic presentation]  日本デザイン学会　第57回研究発表大会 (長野) , 

2010.07

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Oral presentation (general)

　View Summary

人工物が使用される環境が多様化し、人工物自身も複雑・大規模なシステムとなっている現在では、人工物と周辺環境、即ちデザイン対象と場の関係性を適切に考慮することが重要となっている。本発表では，他の学問分野における場の概念を概説し、それらの関係性を総括した。また、デザインにおける場と感性との関係について述べた。

力学解析としての創発

宮田悟志,松岡由幸

[Domestic presentation]  日本デザイン学会　第57回研究発表大会 (長野) , 

2010.07

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Oral presentation (general)

　View Summary

デザインの方法論の一つとしても注目されている創発の利用は、種々のものが考え得るが、本稿では力学解析への創発性の適用を述べた。本稿で述べた創発の力学解析への適用では、数学的に不完備な条件でも作動する力学解析モデルを、創発により形成できることを示す。