研究発表 - 松岡　由幸

デザインの意味

松岡 由幸

技術と芸術 （東京） , 

2006年04月

, 

口頭発表（招待・特別）

　概要を見る

デザイン行為という逆推論の難しさを述べるとともに、その行為の多くが、実際には、分析、発想、評価の３つで行われることを紹介した。また、それぞれが、帰納推論、仮説推論、演繹推論で行なわれることを解説することで、その行為の本質的な意味を考察した。

デザイン科学の胎動、そして、デジタルデザイン研究への期待

松岡 由幸

精密工学会デジタルスタイルデザイン研究部会 （東京） , 

2006年01月

, 

口頭発表（基調）

　概要を見る

前半では、インダストリアルデザインとエンジニアリングデザインの両デザインに関して、それらに関する方法論史を解説するとともに、最近の動向としての両デザインを統合した新たなデザイン科学の胎動についての紹介を行った。後半では、そのデザイン科学の視点から、今後期待されるデザイン方法やそれを支援するデジタルデザイン研究に関して、事例紹介を交えて考察した。

A New View of Gestalt Theory in Design

Takashi Asanuma, Yoshiki Ujiie, Yoshiyuki Matsuoka

International Design Congress - IASDR 2005 （Taiwan） , 

2005年11月

, 

口頭発表（一般）

　概要を見る

スタイリングデザインのための新しいゲシュタルト理論のコンセプトを示し、階層型デザインモデルにおける同コンセプトの位置付を明確化した。また、曲率エントロピーを用いて曲線形状の「複雑さ」を定量化し、同コンセプトの可能性を示唆した。

Architectural Design Method Based on an Hierarchical Design Model

Shigeru Tao, Masato Inoue, Yoshiyuki Matsuoka

International Design Congress - IASDR 2005 （Taiwan） , 

2005年11月

, 

口頭発表（一般）

　概要を見る

インダストリアルデザイン過程と方法論上の差異を有する建築デザイン過程に注目し、階層型デザインモデルを用いて比較し、その共通点および差異を明確化する。そのために、まず、建築デザインの特徴をデザイナへの聴取をもとに抽出し、デザインモデルを用いて比較した。階層型デザインモデルにおいて注目される写像空間や写像形式およびデザイン過程の観点から比較することで両デザインの共通点および差異を明確化した。

Method of Representing Macroscopic Shape Feature and Application of the Method for Curve Design

Yoshiki Ujiie, Takashi Asanuma, Yoshiyuki Matsuoka

International Design Congress - IASDR 2005 （Taiwan） , 

2005年11月

, 

口頭発表（一般）

　概要を見る

スタイリングデザインの重要なファクターである「複雑さ」を、曲率積分を用いて定量的に表現する手法を構築した。また、入力された曲率積分の値から曲線形状を逆推論する形状生成方法を提案し、同方法の有効性を示した。

Quantitative Representation Method of "Complexity" and its Application for Vehicle Design

Yuta Ikemachi, Yoshiki Ujiie, Yoshiyuki Matsuoka

International Design Congress - IASDR 2005 （Taiwan） , 

2005年11月

, 

口頭発表（一般）

　概要を見る

曲率積分を用いた形状生成方法を次世代ビークルのエクステリアデザインに応用した結果、「複雑さ」を制御したうえでの多用なサイドビュー形状が生成され、形状生成による発想支援の可能性を示すことができた。

Shape Design Based on a New View of Gestalt

Takashi Asanuma, Yoshiki Ujiie, Yoshiyuki Matsuoka

International Conference on Design Engineering and Science 2005 （Austria） , 

2005年10月

, 

口頭発表（一般）

　概要を見る

階層型デザインモデルにもとづく新しいゲシュタルト理論のコンセプトを提示するとともに、基本曲線形状を用いた巨視的形状特徴の分類や、曲率エントロピーによる「複雑さ」の定量化を行い、同コンセプトの可能性について示唆した。

Basic Study on Classification Scheme for Robust Design Methods

Takeo Kato, Tetsuo Ikeyama, Yoshiyuki Matsuoka

International Conference on Design Engineering and Science 2005 （Austria） , 

2005年10月

, 

口頭発表（一般）

　概要を見る

ロバスト設計において用いられる手法の選択は、現状では設計者に依存している。本研究では、各手法の適切な選択を可能とする設計法を提案し、ロバスト設計の体系化の一助とした。

A Design System Referencing Morphogenesis of Organism

Masato Inoue, Koichiro Sato, Yoshiyuki Matsuoka

International Conference on Design Engineering and Science 2005 （Austria） , 

2005年10月

, 

口頭発表（一般）

　概要を見る

生物の形態形成を模倣したデザインシステムを提案し、非日常性を有する人工股関節ステム形状のデザインへ適用した。その結果、ステム端部の分割形状や、穴部を有する形状、さらには突起を有する形状など、海綿骨との結合強度や重量などにおいて多様な形状が得られ、従来にない新しい形状がデザインされた。

Quantitative Representation Method of Complexity and its Application for Shape Generation

Yoshiki Ujiie, Takashi Asanuma, Yoshiyuki Matsuoka

International Conference on Design Engineering and Science 2005 （Austria） , 

2005年10月

, 

口頭発表（一般）

　概要を見る

曲率積分を用いて基本曲線形状の「複雑さ」を定量的に表現するとともに、曲率積分と遺伝的アルゴリズムを用いた形状生成方法を提案し、同方法が「複雑さ」を制御したうえで多様な曲線形状を生成可能であることを示した。

Curve Design Using the Method of Representing Macroscopic Shape Feature "Complexity"

Yuta Ikemachi, Yoshiki Ujiie, Yoshiyuki Matsuoka

International Conference on Design Engineering and Science 2005 （Austria） , 

2005年10月

, 

口頭発表（一般）

　概要を見る

自動車サイドビュー輪郭形状のような製品形状においても、曲率積分が巨視的形状特徴「複雑さ」を定量的に表現することを確認した。また、曲率積分を用いた形状生成方法を次世代ビークルの設計に応用し、曲率積分を用いた新しいデザイン方法の可能性を示唆した。

感動、創発、デザイン －"ETHNO-O-RIGIN" in YOKOHAMA－

松岡 由幸

Design Summit 1 （横浜） , 

2005年09月

, 

口頭発表（基調）

　概要を見る

感動メカニズムに関する研究とそのデザインへの応用、デザインプロセスにおける創発性、および横浜から発信される新しいデザインスタイル、の３点についてまとめた。

生物の形態形成を人工物設計へ応用した多様解導出設計システム

井上全人・松岡由幸

日本設計工学会　平成17年度秋季研究発表講演会 （徳島） , 

2005年08月

, 

口頭発表（一般）

　概要を見る

多種多様な形状が存在する椅子の構造設計へ創発設計システムを適用し、本システムの多様解導出の有効性を示し、非日常性を有する設計対象への適用可能性についても検証を行った。

デザインにおけるゲシュタルトの新展望

浅沼尚・氏家良樹・松岡由幸

日本機械学会　第15回設計工学・システム部門講演会 （札幌） , 

2005年08月

, 

口頭発表（一般）

　概要を見る

デザインの一般性を記述する「階層デザインモデル」の観点にもとづく新しいゲシュタルト理論の概要・今後の展望を示すとともに、幾何学的な曲線形状における巨視的な形状特徴の分類や、情報エントロピーによる巨視的形状特徴「複雑さ」の定量化を行い、上記ゲシュタルト理論の可能性を示唆した。

非正規分布型目標特性に対応するロバストモデリング手法の提案

加藤健郎・松岡由幸

日本機械学会　設計工学・システム部門講演会 （札幌） , 

2005年08月

, 

口頭発表（一般）

　概要を見る

非正規分布を有する目標特性に対応するロバストモデリング手法を提案するとともに、鉄道車両用シートの設計問題に適用した。その結果、従来のロバストモデリング手法による最適解と比較して、高いロバスト性を有する最適解が導出され、提案したロバストモデリング手法の有効性が示された。

ロバスト設計方法の分類体系に関する基礎研究

加藤健郎・松岡由幸

日本設計工学会　平成17年度秋季研究発表講演会 （徳島） , 

2005年08月

, 

口頭発表（一般）

　概要を見る

既存のロバストモデリング手法およびロバスト最適化手法を分類した。つぎに、分類により抽出された課題である非正規分布型目標特性に対応するロバストモデリング手法を提案した。さらに、各手法の選択指針となるフローチャートを包含する設計方法を提案した。最後に、提案したロバスト設計方法を鉄道車両用シートの設計問題に適用し、その適用可能性を示した。

Classification System for Robust Design Method

Takeo Kato, Tetsuo Ikeyama and Yoshiyuki Matsuoka

Workshop on Product & System Design （Yokohama） , 

2005年07月

, 

その他

　概要を見る

製品のばらつき問題に対応するロバスト設計方法は、それに用いられるモデリング手法や最適化手法の選択が設計者の経験に依存しており、この問題の解決を含めた体系化が求められている。本研究では、各手法の適切な選択を可能とする設計方法を提案し、ロバスト設計方法の体系化の一助とした。なお、この設計方法は、従来の手法では適切に評価しえなかった非正規分布型目標特性を有する問題に対応する、新たな手法を包含している。

Life-Support Vehicle for 2

Yoshiyuki Ujiie, Takeshi Kitamura, Masanari Yumiya, Masato Wagatsuma, Takashi Hirayama, Kengo Nieda, Yuta Ikemachi, Ryohei Hio, Maki Ouchi, Sigeru Furuya, and Yoshiyuki Matsuoka

Workshop on Product & System Design （Yokohama） , 

2005年07月

, 

ポスター発表

　概要を見る

車椅子利用者とそのパートナーの関係における新しいライフスタイルの創生を目指し、基礎研究の技術シーズを活用した「Vehicle-car」と「Vehicle-chair」のインテグレーションによる、新しいビークルシステムの提案を行った。

Biologically Inspired Medical Operation System -BIMOS-

Yoshiki Ujiie, Toshiyuki Hino, Hiroshi Morita, Yuka Mukaibo, Masayoshi Ogata, Yusuke Ueda, Wakako Yoshihara, Masaru Matsuomoto, Hiroya Igarashi, and Yoshiyuki Matsuoka

Workshop on Product & System Design （Yokohama） , 

2005年07月

, 

ポスター発表

　概要を見る

患者と医師の両者に対する負担が少ない医療を目指し、デザインと工学の二つのアスペクトに焦点を合わせた「基礎研究型協調デザイン」と「生命システムの模倣」の適用による、新しい手術システムを提案した。

Artificial Joint System Interacting with Organism

Yutaka Kameyama, Masato Inoue, Kimitaka Inaba, Osamu Hatano, Tokuhiro Moriya, Takeo Kato, Kotaro Suga, Makoto Watanabe, Yoshiyuki Matsuoka

Workshop on Product & System Design （Yokohama） , 

2005年07月

, 

ポスター発表

　概要を見る

人工関節を使用する患者のQOL (Quality of Life)の向上を目指し、ミクロ・メゾ・マクロスケールの３つのアスペクトから提案した表面、形状、外部デバイスを有する、新しい人工関節システムを提案した。