研究者詳細 - 伊香賀　俊治

研究発表 - 伊香賀　俊治

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集合住宅における快適・健康性と省エネ性の両立を目指したウェルネスZEHの研究（第5報）既存集合住宅における断熱改修前の室内温熱データ分析

藤本祐子, 秋元孝之, 榊原光, 田辺新一, 伊香賀俊治

[国内会議] 空気調和・衛生工学会大会学術講演論文集,

2019年09月

口頭発表（一般）, 公益社団法人空気調和・衛生工学会

温熱環境が健康に与える影響について明らかになりつつある。そこで、既存集合住宅でのウェルネスZEH実現に向け、居住しながらの段階的な断熱改修の実施手法の検討とその効果の把握のため、対象2住戸において改修前の居住状態での室内の温湿度等の計測および居住者へのヒアリング調査を行なった。その結果、改修前の環境が健康に影響を与える可能性があることや、平面プランや断熱性能が室内温度や室間温度差等に影響を与える可能性があると判明した。

CiNii Research

集合住宅における快適・健康性と省エネ性の両立を目指したウェルネスZEHの研究（第4報）住戸における温度差に着目した提案と検証

榊原光, 秋元孝之, 藤本祐子, 田辺新一, 伊香賀俊治

[国内会議] 空気調和・衛生工学会大会学術講演論文集,

2019年09月

口頭発表（一般）, 公益社団法人空気調和・衛生工学会

本研究は、エネルギー消費量算出ツールBEST-Hにより、新築住戸の温熱環境及びエネルギー消費量の解析を行い、荒木らが定義したウェルネスZEH（居室温度18 ℃以上、室間温度差3 K以内）の実現手法を検討した。その後、BEST-Hの解析結果を用いて、数値流体解析により、室内温熱環境のシミュレーションを行い、居住空間の温度分布を確認した。BEST-Hによる解析から、全てのケースにおいてウェルネスZEHの条件である温度条件を達成した上で、W発電によるZEHの達成を確認した。

CiNii Research

集合住宅における快適・健康性と省エネ性の両立を目指したウェルネスZEHの研究（第2報）集合住宅における温熱環境に対する居住者の窓開放行動モデルに関する研究

三村拓海, 菅野颯馬, 志波徹, 田辺新一, 伊香賀俊治, 秋元孝之

[国内会議] 空気調和・衛生工学会大会学術講演論文集,

2019年09月

口頭発表（一般）, 公益社団法人空気調和・衛生工学会

本研究では、室温や外気温などの温熱環境に対する居住者の窓開放行動モデルの作成を目的とした。温熱環境や時期、時間帯などの条件ごとの居住者の窓開放行動の傾向の把握をするため、集合住宅を対象とした継続的な実測調査およびアンケート調査を実施した。そして調査から得られた結果をもとに条件の場合分けを行った。各条件においてロジスティック回帰分析による統計解析を用いて居住者の窓開放行動モデルを作成し、各モデルの精度や傾向に関して考察および評価を行った。

CiNii Research

集合住宅における快適・健康性と省エネ性の両立を目指したウェルネスZEHの研究（第1報）ヒートマップを用いた居住者行動と温熱環境の分析

志波徹, 三村拓海, 菅野颯馬, 田辺新一, 伊香賀俊治, 秋元孝之

[国内会議] 空気調和・衛生工学会大会学術講演論文集,

2019年09月

口頭発表（一般）, 公益社団法人空気調和・衛生工学会

今後省エネルギー基準を満たした住宅の増加が予想されるが、温熱環境に対する需要の変化により、空調の使用時間や頻度自体が増加している。そこで、今後増加する省エネルギー住宅で実際の居住者行動と室内環境、環境適応行動を調査する必要がある。本研究では、ヒートマップを用いて高断熱住宅における居住者の行動の推測と、温熱環境の把握を行うことを目的とした。現在の省エネ基準を満たす集合住宅を対象に温熱環境、CO2濃度、エネルギー使用量、窓開閉状況の調査を行い、ヒートマップを用いた分析を試みた。

CiNii Research

集合住宅における快適・健康性と省エネ性の両立を目指したウェルネスZEHの研究 (第3報) 睡眠の質向上をもたらす冷暖房利用に関する介入調査

浅倉弘尭, 伊香賀俊治, 田辺新一, 秋元孝之, 志波徹, 藤本祐子

[国内会議] 空気調和・衛生工学会大会学術講演論文集,

2019年09月

口頭発表（一般）, 公益社団法人空気調和・衛生工学会

近年、睡眠の質の低下は社会的問題として認識されている。本研究では、冷暖房の積極利用が睡眠の質に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。大阪府大阪市の集合住宅に在住の男女22名を対象に、夏季と冬季に介入調査を実施した。その結果、夏季では対流式冷房の積極利用により、室温が低下し、睡眠の質の主観評価が改善した。冬季では放射式暖房の積極利用により、室温が上昇、及び湿度が低下し、介入後に暑さにより睡眠を阻害されたと感じた者において睡眠効率が低下した。

CiNii Research

How can CASBEE contribute as a sustainability assessment tool to achieve the SDGs?

Miyazaki G, Kawakubo S, Murakami S, Ikaga T

[国際会議] IOP Conference Series: Earth and Environmental Science,

2019年08月

口頭発表（一般）, IOP Conference Series: Earth and Environmental Science

© Published under licence by IOP Publishing Ltd. The purpose of this research was to understand the relationship between assessment items of the Comprehensive Assessment System for Built Environment Efficiency (CASBEE) and the UN's Sustainable Development Goals (SDGs). The SDGs, the core of the 2030 Agenda for Sustainable Development, were adopted in 2015. In response, social demand for sustainable buildings, urban districts, and cities has grown. New assessment tools have been developed to quantitatively evaluate the sustainability of individual buildings, building clusters, urban districts, and cities worldwide. CASBEE was developed in Japan, with assessment items suited to each scale, from individual buildings to entire cities. These assessment items are expected to contribute to SDG 11 "Sustainable Cities and Communities" as well as the other 16 goals. However, the degree of correspondence between assessment items and SDGs remains unclear. Therefore, the relationships between CASBEE assessment items and SDGs were investigated to confirm their effectiveness as a tool for sustainable design. In this analysis, the number of corresponding goals increased as the scale became broader. At the scales of individual buildings and building clusters, many assessment items contributed indirectly to SDG 12 "Responsible Consumption and Production" while many assessment items contributed directly to SDG 11 in urban districts and cities.