論文 - 飯田　訓正

流路から噴出する火炎による着火の実験的研究（第２報着火遅れについて）

飯田訓正，米澤克夫，川口修，佐藤豪

日本機械学会論文集（Ｂ編） （(社)日本機械学会）  52巻 （ 第475号 ） 1127-1135 1986年03月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

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可燃性気体中に狭い流路から火炎が噴出して生じる着火の現象について調べた。その結果，先に報告した流路内の火炎挙動と着火過程との関係から７種の火炎伝ぱ形態が存在することを見出した。また，着火遅れ期間は，流路幅ｂおよび流路長さＬが一定の条件では，火炎が噴出する時のガス流速ｕが増すにつれて増加し，極大値を持ち，ｕが一定の条件ではＬ／ｂ＜５の範囲で大きいことを明らかにした。

流路から噴出する火炎による着火の実験的研究（第１報着火特性と着火の要因）

米澤克夫，飯田訓正，川口修，佐藤豪

日本機械学会論文集（Ｂ編） （(社)日本機械学会）  52巻 （ 第475号 ） 1118-1126 1986年03月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

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二つの燃焼室を狭い流路で接続した装置を用い，流路から噴出する火炎および高温ガスによる二次室内の可燃性気体への着火現象について，流路長さ，流路幅，噴出ガス速度を独立に変化させ実験を行った 流路内火炎通過特性と着火特性の関係を調べ，着火を支配する要因および着火の機構について検討した。その結果，流路内における乱流混合による火炎の性質の変化と，噴出火炎による着火特性の関係について考察した。

ディーゼル機関における粒状排出物の低減と低質燃料の燃焼に関する研究 「３．２ ディーゼル機関から排出される炭素微粒子の性状」

佐藤 豪，飯田訓正

日本機械学会　研究協力部会ＲＣ６１ディーゼル機関の炭素微粒子研究分科会研究成果報告書・Ⅲ （(社)日本機械学会）     145-150 1985年12月

研究論文（その他学術会議資料等）, 共著

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ディーゼル機関から排出される微粒子の性状を採取後直ちに超低温で凍結するという手法で固定化し，走査顕微鏡でその物理的性状を観察し，また質量分析により化学的特性を調べている。また，これ等の排出物と運転条件の関係を示し，燃焼状態との関係を示唆している。

壁面に衝突する非定常噴流に関する研究（壁面に垂直に衝突させた場合）

刈田誠一郎，田辺秀明，飯田訓正，佐藤 豪

日本機械学会論文集（Ｂ編） （(社)日本機械学会）  51巻 （ 第471号 ） 3648-3654 1985年11月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

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大気中でヘリウムの単発の非定常噴流を壁面に垂直に衝突させ，噴流内部の濃度分布および壁面上の圧力分布を測定した。その性質を定常噴流の場合と比較検討した。壁面に衝突する以前には噴流先端到達距離および噴流の形状には壁面の影響はみられず，壁面の無い場合と同一となる。壁面に衝突後の非定常噴流の先端部は丸みを帯びた濃度分布を成し，その厚さは定常噴流が壁面上に形成する濃度層厚さよりはるかに厚いことを見出した。

ディーゼル機関の微粒子状排出物質の低減に関する研究 （第１報酸素富化給気の効果について）

佐藤豪，澤田隆，飯田訓正

日本機械学会論文集（Ｂ編） （(社)日本機械学会）  51巻 （ 第467号 ） 2479-2486 1985年07月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

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直接噴射式ディーゼル機関の微粒子状排出物質を低減する一方法として，酸素富化給気を考案し，実際に実機に適用して，その有効性を確認した

Premixed Flame Propagation into a Narrow Channel at High Speed, Part 2: Transient Behavior of the Properties of the Flowing Gas Inside the Channel

Norimasa Iida, Osamu Kawaguchi and Takeshi Sato

Combustion & Flame （Combustion Institute）  Vol.60   257-267 1985年06月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

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容器から狭い流路へて外部に伝播する火炎を対象に，流路内における火炎温度，イオン電流の遷移現象を調べ流路内の火炎の挙動を明らかにした

ディーゼル噴霧周囲気体の流動特性に関する実験的研究

河鐘律(慶応義塾大学大学院), 林明(日本電信電話公社), 田辺秀明(三井造船（株）)，飯田訓正(慶応義塾大学理工学部), 佐藤豪(慶応義塾大学理工学部)

自動車技術会論文集 （(社)自動車技術会）   （ 30 ） 10-15 1985年06月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

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定圧噴射が可能なアキュムレータ式噴射系と，実機に近い噴射特性を持つバイパス式噴射系を用い，高圧容器の中へ市販軽油の単発噴射を行った。そして，噴霧周囲気体の流動をスモークワイヤと熱線流速計により噴霧軸方向と半径方向に測定し，その時間的な特性を明らかにした。

Premixed Flame Propagation into a Narrow Channel at High Speed, Part 1: Flame Behaviors in the Channel

Norimasa Iida, Osamu Kawaguchi and Takeshi Sato

Combustion & Flame （Combustion Institute）  Vol.60   245-255 1985年06月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

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可燃性予混合気を充填した容器から，その一部に設けた外部に通じる狭い流路内へ，高速で進入する予混合火炎の伝播特性を調べ，流路入口部付近での乱流火炎への遷移現象との関係を論じた.

狭い流路を通過する予混合火炎の実験的研究 （第３報流路内火炎通過特性に関する考察）

飯田訓正，河野賢祐，米澤克夫，川口修，佐藤豪

日本機械学会論文集（Ｂ編） （(社)日本機械学会）  51巻 （ 第465号 ） 1557-1565 1985年05月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

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流路内火炎通過特性を支配する要因である流路に火炎と共に流入する未燃焼ガスと燃焼ガスの流入量比と，流路壁の冷却作用を評価するために，流路内均一混合ガス温度と流路壁への熱伝達を推算した。その結果，火炎の進入初期には，未燃焼ガス，燃焼ガスの流入量比は停滞現象の必要条件となっていること，さらに，不通過現象は流路壁の冷却作用に支配され，それは流路内ガス流速の影響は少なく，流路幅に支配されることを明らかにした。

直接噴射式ディーゼル機関における微粒子の排出特性

飯田訓正，長谷部淳，佐藤豪

日本機械学会論文集（Ｂ編） （(社)日本機械学会）  51巻 （ 第464号 ） 1355-1363 1985年04月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

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新たに開発した冷却式小形希釈トンネルにより，小型直接噴射式ディーゼル機関の排出微粒子を排気弁直後で凍結採取し，走査電子顕微鏡によりその性状を観察した。微粒子の総排出量はＥＰＡの希釈トンネル法を用いて測定した。また燃焼室指圧線図より熱発生率経過を解析し，燃焼状態と微粒子の排出特性について考察した。

ディーゼル機関の微粒子測定用冷却式小形希釈トンネルの開発とその測定結果

佐藤豪，今塚勝雄，澤田隆，飯田訓正

日本機械学会論文集（Ｂ編） （(社)日本機械学会）  51巻 （ 第463号 ） 1113-1120 1985年03月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

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ディーゼル機関の微粒子の低減法を確立するためには，微粒子の性状を把握し，その性質及び量を的確に評価することが重要である。そこで，ディーゼル機関の微粒子を排気弁直後の高温状態で補集観察するために，液体空気を利用した冷却式小形希釈トンネルを開発した。また得られた試料を電子顕微鏡で写真撮影するまでのプロセスを求め，試験条件を定めた。

ディーゼル機関における粒状排出物の低減と低質燃料の燃焼に関する研究 「３．２ディーゼル機関から排出される炭素微粒子の性状」

佐藤 豪，飯田訓正

日本機械学会 研究協力部会ＲＣ６１ ディーゼル機関の炭素微粒子研究分科会研究成果報告書・Ⅱ （(社)日本機械学会）     75-77 1984年10月

研究論文（その他学術会議資料等）, 共著

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ディーゼル機関から排出される微粒子の性状を採取後直ちに超低温で凍結するという手法を開発し，微粒子の補集状況および性状への影響を体系的に調べた。走査顕微鏡でその物理的性状を観察し，また質量分析により化学的特性を調べた。これ等の結果，機関からの微粒子の補集においては，液状排出物質が大きい影響を与えるため，補集までの温度履歴，補集面上温度，排気の希釈濃度の管理が大切であることがわかった。

Study on Characteristics of Particulate Emissions from Direct-Injection Diesel Engine Using a Freezing Method in Sampling Process

飯田訓正

SAE Transactions （SAE）  SAE Paper 841077 1984年09月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

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直接噴射ディーゼル機関より排出する微粒子を採取観察する手法を開発した。排気弁直後に於いて吸引された微粒子は－１２０℃の超低温雰囲気中で凍結捕集され，真空乾燥後に電子顕微鏡観察される。この手法により炭素状微粒子の凝集，ＳＯＦ成分の凝着等を防ぐことができ，物理的性状の変化を正しく観察することができる。,－内容は上記の２つの邦文論文に同じ－直接噴射ディーゼル機関より排出する微粒子を採取観察する手法を開発した。排気弁直後で吸引された微粒子は－１２０℃の超低温雰囲気中で，凍結捕集される。この手法により炭素状微粒子の凝集，ＳＯＦ成分の凝着等を防ぐことができ，物理的性状の変化を正しく観察することができる。,－内容は上記の２つの邦文論文に同じ－直接噴射ディーゼル機関より排出する微粒子を採取観察する手法を開発した。排気弁直後で吸引された微粒子は－１２０℃の超低温雰囲気中で，凍結捕集される。この手法により炭素状微粒子の凝集，ＳＯＦ成分の凝着等を防ぐことができ，粒子の物理的性状の電顕微鏡観察を可能としたる。

ディーゼル黒煙の低減に係る文献調査

飯田訓正、他１０名の委員による共著、昭和５８年度環境庁委託業務結果報告書－第4章「粒状物質の測定と性状」を担当

昭和58年度環境庁委託業務結果報告書 （(法)日本科学技術情報センター）  1984年03月

研究論文（その他学術会議資料等）, 共著

狭い流路を通過する予混合火炎の実験的研究 （第２報流路内における火炎の挙動）

飯田訓正，河野賢祐，川口修，佐藤豪

日本機械学会論文集（Ｂ編） （(社)日本機械学会）  50巻 （ 第449号 ） 132-141 1984年01月

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流路内を高速で進む火炎の挙動を考察するためにシュリーレン写真による火炎の観察と流路に沿って時間を追ったイオン電流および光学的手法による温度の測定を行なった。その結果，前報で報告した流路内における火炎の不通過あるいは一時的な停滞現象は，流路入口部における未燃焼ガスとの乱流混合および壁への熱伝達による火炎の冷却と，流路内における熱発生との相対的な大小関係により説明されることを見出した。

狭い流路を通過する予混合火炎の実験的研究 （第１報流路入口部における火炎の挙動について）

飯田訓正，川口修，佐藤豪

日本機械学会論文集（Ｂ編） （(社)日本機械学会）  48巻 （ 第435号 ） 2344-2354 1982年11月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

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火炎が外部へ噴出する以前の，流動を伴う狭い流路内での火炎伝播の特性を明らかにすることを目的として，火炎伝播経路に狭い流路を設置した装置を使用して実験を行った。その結果，流路に進入した火炎は，ａ.通過，ｂ.停滞後通過，ｃ.不通過，の３つの挙動を示すことを明らかにした。また，ｂ.について流路内火炎伝ぱ特性と，当量比・流路幅・流路内ガス流速・流路入口形状などがおよぼす影響を明らかにした。