研究者詳細 - 飯田　訓正

論文 - 飯田　訓正

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Cycle-to-cycle Flow Rate Measurement on Reciprocating HCCI Engine using Fast-response Laminar Flow Meter

Yoshihko KANOTO, Kenichiro NAGAI, Tsunemichi KAWA and Norimasa IIDA

Journal of Environment and Engineering （JSME） 6 （ 1 ） 220-232 2010年02月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り, ISSN 1880-988X

In recent years, higher thermal efficiency and lower emissions are required on a reciprocating engine development and therefore cycle-to-cycle combustion control is necessary. Especially it is a key factor to control HCCI combustion engine. In HCCI engine, one of the most promising combustion methods to achieve high thermal efficiency, the ignition timing strongly depends on the mass-averaged temperature of charged gas and residual gas and very precious combustion phase control is required. Therefore it is important to detect the changes of cycle-to-cycle intake air flow rate, EGR gas flow rate and as well as residual gas in each cycle. The traditional laminar flow meter has too low responsivity to measure cycle-to-cycle flow rate. In this study, the fast-response laminar flow meter was developed in order to measure cycle-to-cycle dynamical flow rate. The availability of the fast-response laminar flow meter for cycle-to-cycle intake air flow rate measurement of the HCCI engine is shown in this paper.

HCCI機関における二種燃料を用いた層状給気による燃焼圧力上昇率の低減効果

岩間理，飯田訓正

日本機械学会論文集（Ｂ編）（(社)日本機械学会） 76 （ 762 ） 186-187 2010年02月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

HCCI機関のノッキング回避手法として自着火特性の異なる2種の単体燃料の混合比を変化させると燃焼位相が変化する事を利用し，層状給気によって局所ごとの燃料混合比に違いを与え，燃焼室内に燃焼位相の異なる領域を形成する事による圧力上昇率の低減効果を検証するとともに，ハイスピードカメラによる化学発光像計測およびMulti-zoneモデルによる素反応数値計算によって燃焼室内局所の燃焼を評価した．
層状給気を行なった場合，LTHR終了時に形成される温度差および燃料混合比の違いによるHTHR開始温度の差によって局所ごとの着火時期に時間差が生じ，圧力上昇率が低減する．

遅角燃焼時におけるHCCI機関の燃焼ロバスト性 (Multi-Zone Modelを用いた素反応数値解析)

重豊健志，長永麻里，飯野裕喜，飯田訓正

日本機械学会論文集（Ｂ編）（(社)日本機械学会） 76 （ 761 ） 142-148 2010年01月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

予混合気に温度の層状化を付与することによる遅角燃焼時における燃焼ロバスト性についての解析を詳細な素反応を考慮したマルチゾーンモデルを用いて行った．本研究では，予混合気に温度の層状化を付与することによる遅角燃焼時における燃焼ロバスト性についての解析を詳細な素反応を考慮した
マルチゾーンモデルを用いて行った．予混合気に温度の層状化を付与し，温度幅を大きくすることで急激に失火することを防ぐことができ，燃焼のロバスト性を確保することができた．

ディーゼルエンジンこの10年：特集自動車技術の進化 - 21世紀最初の10年を振り返る -

飯田訓正，柳澤直樹，山嵜雅和，鈴木央一

自動車技術（(社)自動車技術会） 64 （ 1 ） 41-45 2010年01月

研究論文（学術雑誌）, 共著

ディーゼルエンジンのこの10年の技術変遷について展望した．10年前には視覚的にも不快感を与えていた黒煙は，最新のディーゼルエンジンではみられなくなった．ディーゼルパティキュレートフィルタ（DPF）の開発・実用化による．Noxについても，触媒の技術開発は困難を極めたものの，燃料中の硫黄成分の低減が達成される中，NOx還元触媒が実用化された．過給技術，EGR技術の進展に加え，高圧噴射技術，特にコモンレールシステムによる緻密な多段噴射ストラテジーの導入により，低温燃焼をコンセプトとする燃焼技術が実現し，排気後処理技術の導入と相まって，ディーゼルエンジンは目覚しい進化を遂げた．過去10年は，都市環境，地球環境に対する負荷低減のための環境対応型ディーゼル機関の技術開発の歴史といえる．

高速応答型層流形流量計を用いた往復動型内燃機関のサイクル毎吸気流量計測

鹿ノ戸義彦，永井健一郎，賀羽常道，飯田訓正

日本機械学会論文集（Ｃ編）（(社)日本機械学会） 75 （ 759C ） 120-125 2009年11月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

HCCI機関などの次世代のエンジン開発では，燃焼のサイクル毎の安定性の確保が効率および出力の向上，排出ガスの低減の観点から求められている．さらに往復動機関は間欠燃焼を行うため，サイクル毎にシリンダ内に供給されるガスの流量を把握することが重要である．本研究ではサイクル毎のシリンダへの吸気流量を計測するため高い応答性を持つ層流形流量計測システムを試作し，単気筒HCCI機関に適用し，その性能を確認した．その結果，構築したシステムが高い応答性で正確に動的な流量計測を行えることが明らかになり今後のエンジン開発に有用あると考えられる．

燃料濃度・温度不均一性を利用したHCCIエンジンの圧力上昇率低減効果に関する研究

飯田訓正，岩間理

日本機械学会　研究協力部会RC232　ディーゼル機関における不均一燃焼の高度制御に関する研究分科会　研究報告書（最終）第2班着火および燃焼の化学反応（(社)日本機械学会） - 2009年06月

研究論文（その他学術会議資料等）, 共著

HCCI機関では一定の負荷を超えるとノッキングが発生するため，HCCI運転時のIMEPに限界が生じる．ノッキングは圧力上昇率が5MPa/msを超えると生じることが知られている．そこで，HCCI燃焼の圧力上昇率を支配する要因についての解析を目的として，本研究では，温度層状化，燃料の混合度，燃焼位相，燃料種とその反応過程，圧縮速度（機関回転速度）が圧力上昇率に及ぼす影響を明らかにする．そのために，可視化エンジンと急速圧縮装置による実験，マルチゾーンモデルによる素反応数値計算を用いて調査する．期待される成果として，ノッキングを回避して高IMEPを達成するための知見を提供することができると思われる．

HCCI機関における燃料の自己着火性指標に関する研究（給気の圧力および温度がPRF燃料の圧縮自己着火の素反応仮定に及ぼす影響）

飯田訓正，長永真理

日本機械学会　研究協力部会RC234　燃料の多様化と低環境負荷動力システムに関する研究分科会　研究報告書（最終）第2班：DME・天然ガスの燃焼，予混合圧縮着火，燃料電池（(社)日本機械学会） 57-63 2009年03月

研究論文（その他学術会議資料等）, 共著

本研究では，熱発生における各素反応および化学種の寄与度を算出する手法（安東・桑原）に着目し，予混合気初期の温度および圧力の違いが素反応経路に及ぼす影響を調査することを目的とした．予混合気初期の温度および圧力を変化させて素反応数値計算を行い，初期温度および圧力変化時の燃焼特性に見られる燃料間での差異を調査するとともに，この要因となる素反応経路の違いと熱発生に重要となる素反応および化学種を調査した．

機関回転速度がHCCI燃焼特性に及ぼす影響の素反応数値解析

飯野裕喜，重豊健志，長永麻里，飯田訓正

自動車技術会論文集（（社）自動車技術会） 40 （ 2 ） 393-398 2009年03月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

急速圧縮装置を用いたHCCI機関における層状給気による圧力上昇率低減効果の調査

代田大祐，飯田訓正

自動車技術会論文集（（社）自動車技術会） 40 （ 2 ） 375-380 2009年03月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

内燃機関の燃焼の現状と将来 /特集：エンジン燃焼の解明とその進化エンジン燃焼の解明とその進化

飯田訓正

日本燃焼学会誌（日本燃焼学会） 51 （ 155 ） 9-22 2009年02月

研究論文（学術雑誌）, 単著

２０世紀のエンジン開発は，高性能，高効率，低コストの追求でした．そして環境問題への対応から排気浄化技術の導入が図られました．さらには，地球温暖化の防止の視点からの環境性能が求められています．すなわち，「環境や資源に負担の少ないエンジンとは何か」ということを起点にして，社会のコンポーネントとしての次世代型エンジンが求められている．エンジンの効率および性能を左右するエンジン燃焼について，大学における燃焼:研究の最先端の取り組みを紹介する．

EGR可変機構を用いたHCCI機関の燃焼制御

永井健一郎，鹿ノ戸義彦，飯田訓正

自動車技術会論文集（（社）自動車技術会） 40 （ 1 ） 135-140 2009年01月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

急速圧縮装置を用いた不均一予混合気のHCCI燃焼仮定に関する研究

中野宏明，飯田訓正

機械学会論文集（(社)日本機械学会） 74 （ 748B ） 252-258 2008年12月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

化学発光像計測を用いたHCCI機関におけるDME/n-Butane二種燃料層状給気の圧力上昇率低減効果に関する研究

山沖聡，岩間理，飯田訓正

機械学会論文集（(社)日本機械学会） 74 （ 748B ） 259-265 2008年12月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

EGRを用いたHCCI機関の燃焼制御とサイクル変動解析

鹿ノ戸義彦，永井健一郎，飯田訓正

機械学会論文集（(社)日本機械学会） 74 （ 748B ） 238-244 2008年12月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

HCCI機関における予混合気の温度および濃度の不均一性が燃焼時の圧力上昇率に及ぼす影響の素反応数値解析

吉田茜，重豊健志，長永麻里，飯田訓正

機械学会論文集（(社)日本機械学会） 74 （ 748B ） 245-251 2008年12月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

Influence of the Fuel Compositions on the Homogeneous Charge Compression Ignition Combustion

Susumu Sato, Daisuke Yamashita and Norimasa Iida

International Journal of Engine Research 9 （ 2 ） 123-148 2008年11月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り, ISSN 1468-0874

HCCI機関の給気圧力及び温度変化時の燃焼過程

長永麻里，重豊健志，吉田茜，飯田訓正

自動車技術会論文集（（社）自動車技術会） 39 （ 6 ） 149-154 2008年11月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

素反応数値計算によるHCCI機関の燃焼位相と圧力上昇率の関係解析

重豊健志，長永麻里，吉田茜，飯田訓正

自動車技術会論文集（（社）自動車技術会） 39 （ 6 ） 155-160 2008年11月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

二成分燃料を用いた燃料の層状給気がHCCI燃焼に与える影響: ―化学発光像計測を用いた燃焼解析―

岩間理，山沖聡，飯田訓正

自動車技術会論文集（（社）自動車技術会） 39 （ 5 ） 77-82 2008年09月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

HCCI機関における予混合気の温度および濃度の不均一性が燃焼時の圧力上昇率に及ぼす影響の素反応数値解析

飯田訓正

日本機械学会　研究協力部会RC226　先進計測技術と数値解析の統合による能動的制御燃焼の国際協力研究分科会　研究報告書（最終） 1.5F: Spray and Combustion in Diesel Engine （(社)日本機械学会） 34-42 2008年06月

研究論文（その他学術会議資料等）, 単著

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